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終活日記

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2007年01月28日
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カテゴリ:映画

晴耕雨読と言う言葉があるが、このところ休みは晴歩雨読。
この土日は雨で、歩くことも適わず、引きこもりで
読書できなく映像鑑賞。

この「バス174」は、2000年にブラジルで発生した
ストリートチルドレンによるバスジャック事件の
ドキュメンタリー映画。
犯人が、金を奪おうとバスに侵入したが、逃げられずに
乗客を人質にとり、ろう城した様子を、実写と
関係者の証言を編集したものである。
それ以前に、警察が行った、ストリートチルドレンに対する
路上での虐殺も伏線になっている。
米国なら即SWATが出で来て狙撃してしまいそうだが
テレビで全国放送しているということで、説得に重きをおく
警察側だが、組織だった統制もなく、モタモタしているだけ。
なんでも、確固とした意志もなく、金のために警察官になる
のがほとんどで、ろくに訓練も受けてないという。
最終的に包囲の中、人質を盾にバスから降りた犯人を
至近距離で銃で撃つが、当たらず、血迷った犯人が
人質を撃ち殺すという最悪の結果。
人質には警察が誤射した銃痕もあったとか。
犯人は取り押さえるが、護送中の車の中で暴れたため、
挙句の果て、絞殺している。
亡くなった人質のバスの中での映像もあるだけに、
やりきれなくなる。
犯人の行為は卑劣であるのは間違いないが、
幼少の頃、目の前で母親が殺され、ストリートチルドレン
としての生活を余儀なくされた、それまでの人生も
カメラは追っている。
絵空事ではなく、現実をありのまま伝えるという意味で
ドキュメンタリーの持つ力は強い。

評価 ☆☆☆☆☆







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最終更新日  2007年01月28日 08時55分25秒
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