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植木等の訃報を聞いた。 悲しみと同時に淋しさを感じた。 渥美清や由利徹、そして植木等と真面目な顔をしている時 のほうがおかしかった俳優がもういなくなってしまった。 「シャボン玉ホリデー」などのバラエティー番組での コントなども面白かったが、おいらが好きだったのは 映画の「無責任」シリーズ。 つてがあり、東宝系の映画館の招待券がいつも回ってきた せいもあって、このシリーズと加山雄三の「若大将シリーズ」 は全部見ている。 日本の高度成長と期を同じくし、調子よくスイスイ立ち回る 植木等(平均、たいらひとし)の姿を見て元気になったものだ。 しかし、映画のほうはテレビの影響で衰退期に入っていた。 映画館の中に2,3人なんてこともよくあった。 この映画館の前にうどん屋があり、頼むと映画館まで 出前をしてくれた。 中学生が映画館の一番うしろの席(おいらここが好き)で うどんをすすりながら映画を見るなんて、家で寝転がって DVDをみるようなもんで、ある意味では贅沢。笑 当時、素うどんが30円くらいだったかなあ。 いい時代だった。 団塊の世代の2007年問題といい、植木等の死は、面白かった 「昭和」という時代の実質的な終焉の象徴のように思える。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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