終活日記

１０ヶ月も待たされようやく衆議院が解散された。
しかし、選挙までまだ４０日も無駄な時間を過ごす。
民意はとっくに決まっていると思うが、
選挙でしか表現できない。
局面ごとに決断できない人間はリーダーとしては不適格。
昨日の麻生首相の、あらかじめ知らされた内容を
作文を読むような会見は、自らへの弔辞だな。
おまりに暗いので、民放のニュースは、途中で
ぶちきっていた。
しなし、二度と政界に復帰できないような人物も多い
と思うが、習慣とはいえ、バンザイはおかしなものだ。

自民党はマニュフェストもないが、わずかな時間で
何を作文するんだろうか。
付け焼きの景気対策はもういい。
それ以前の雇用環境を改善し、長期的な展望を示す
ことが最優先ではないか。

ちょうど「大搾取」を読み始めた。

大搾取！
中学だったか高校だったかの「蟹工船」を読んだころは
搾取という言葉もちらほらしていたが、高度成長の進展とともに
死語のようになっていた。
ところが、派遣切りなど、人を物のように扱うようになった
この頃、また復活しつつある言葉だ。
この本、米国の労働環境を事例をまじえて表しているが
怒りなしには読めない。
日本の状況も似たようになりつつあるのでは。

今日は皆既日食。
日食も一時は暗くなるが、時間がたてば、また明るくなる。
この国が明るさを取り戻すのは、いつ頃になるのだらうか。

曇りで見えたり隠れたりだった。