カテゴリ:生活
徳田八十吉(人間国宝)5号リンゴ型壺 耀彩 人間国宝でもある陶芸家の三代徳田八十吉が亡くなった。 人間国宝と言っても、地元の人か、陶芸関係者くらいしか 知らないのでは。 まあ、おいらもそれほどの面識があるわけではないが 学生時代、県会議員選挙である候補者のアルバイトをしていて その候補者の友人でもあった八十吉が毎日のように 事務所に顔を出していた。 当時は、先代も存命で、まだ正彦といっていたかな。 気さくな人で、おいらなんかにもよく声をかけてくれた。 ダンディな感じで、それが作風にもよく表れている。 こちらは陶芸と言えば、九谷焼ということになるのだが 彼の作品は斬新で、見ただけで、彼のと分かる。 加賀というと伝統工芸がいろいろあるが 忠実に継承しようとする空気が強くて 彼の作品のように、現代でもなんら違和感のないような 作品は少ない。 高価なので、家には彼のものはないが、いわゆる吉田屋風 といわれる九谷焼の小物は、オヤジが好きでいくつかある。 おいらも、九谷焼では、絢爛といったものより 黄色や緑を基調にした、渋い吉田屋風が好きだな。 ちょうど選挙戦もたけなわ。 訃報に接し、当時を思い出した。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|