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終活日記

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2009年09月16日
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カテゴリ:生活
朝飯はいつもパンかおにぎり。
新聞見ながら、テレビ見ながらであるから
茶碗で食べるのは面倒くさい。
おにぎりは自分で作るが、炊きたての炊飯器に
しゃもじを突っ込むと「おぼくさん」が先と
オフクロの声が飛ぶ。

真鍮の小さな器に飯を盛って仏壇に供えるが
この供え物をこちらでは「おぼくさん」という。
向田邦子のエッセイ集「父の詫び状」の中の
「あだ桜」にこれが出てくる。
彼女の祖母が能登の出で、同じ言葉を使っていたようだ。
これ、仏様への供え物の意味の「御仏供(おぶく)」の
言い違えらしい。

「あだ桜」は「明日ありと思う心のあだ桜 夜半に嵐の吹かぬものかは」
から来ていて、親鸞作の何でも先延ばしするなという戒。
おいら向田と同じで、追い詰められないと出来ない性質。
子供の頃、明日するからなんて言っていると、いつもオフクロから
これが出てきた。
向田は祖母に言われたらしいが、実はオフクロと同じ歳。
少なくとも向田のほうが教養あったはずだから、うちのオフクロのも
母親からの受け売りだろう。笑

余談になるが、うちも宗教は浄土真宗ということになっている。
が、商家だった母方は親鸞のほうで、農家の父方は蓮如だ。
これも調べると面白いかもしれないな。








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最終更新日  2009年09月16日 06時14分07秒
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