カテゴリ:生活
川本三郎の「映画をみればわかること」を読んでいたら
鋳掛け屋(イカケヤ)の話が出てきた。 鋳掛け屋なんて、このブログを読んでくれている人は ほとんど、おいらより年下だろうから、知らんだろうな。 子供の頃「鍋~釜~鋳掛するものないかえ~」なんて言って 町内を回っていたなあ。 要するに金物の修理屋だ。 破れた鍋を大きなリベットみたいなもんを打ち込んで 穴を埋めるわけだが、こんな鍋、オフクロはまだ捨てない。 IHヒーターじゃ使えんちゅうとるのに。 まあ、水をすくうくらいなら使えるが。 その後に、映画「麦秋」で原節子がケーキの箱にかけてあった 紐を切らずにほどいて、しまうシーンのことも書いているが 細かいとこ見ているなあ。笑 この本なかなか面白い。 まあ、昔、今でも?包装紙や紐はなかなか捨てられなかった。 まあ物がなかったという背景もあるが、大事にするということ のほうが大きかったのでは。 アメリカ映画はなんでも破壊し捨てるが、アジア映画は繕ったり 保存するシーンが多いとも書く。 プレゼントをもらったら、その場で包装紙をビリビリ破るシーンは、 おいらも好ましい気分では見ていない。 祖母は着物の仕立てをしていた。 この着物もワンサイズで、曲線に切ったりしないから 糸ほほどして、仕立て直しすれば、何回でも使える。 このとき洗い張りなんかするが、このとき使う5mくらいの板が 使わない時は、おいらの滑り台だった。 昔は、ものはなかったけど、上手く使いこなしていた。 こういう精神をとりもどせば、CO2の25%削減なんて どうってことないのでは。笑 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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