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終活日記

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2009年10月10日
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カテゴリ:生活
川本三郎の「映画をみればわかること」を読んでいたら
鋳掛け屋(イカケヤ)の話が出てきた。
鋳掛け屋なんて、このブログを読んでくれている人は
ほとんど、おいらより年下だろうから、知らんだろうな。
子供の頃「鍋~釜~鋳掛するものないかえ~」なんて言って
町内を回っていたなあ。
要するに金物の修理屋だ。
破れた鍋を大きなリベットみたいなもんを打ち込んで
穴を埋めるわけだが、こんな鍋、オフクロはまだ捨てない。
IHヒーターじゃ使えんちゅうとるのに。
まあ、水をすくうくらいなら使えるが。

その後に、映画「麦秋」で原節子がケーキの箱にかけてあった
紐を切らずにほどいて、しまうシーンのことも書いているが
細かいとこ見ているなあ。笑
この本なかなか面白い。
まあ、昔、今でも?包装紙や紐はなかなか捨てられなかった。
まあ物がなかったという背景もあるが、大事にするということ
のほうが大きかったのでは。
アメリカ映画はなんでも破壊し捨てるが、アジア映画は繕ったり
保存するシーンが多いとも書く。
プレゼントをもらったら、その場で包装紙をビリビリ破るシーンは、
おいらも好ましい気分では見ていない。

祖母は着物の仕立てをしていた。
この着物もワンサイズで、曲線に切ったりしないから
糸ほほどして、仕立て直しすれば、何回でも使える。
このとき洗い張りなんかするが、このとき使う5mくらいの板が
使わない時は、おいらの滑り台だった。
昔は、ものはなかったけど、上手く使いこなしていた。
こういう精神をとりもどせば、CO2の25%削減なんて
どうってことないのでは。笑






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最終更新日  2009年10月10日 07時39分20秒
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