カテゴリ:生活
市内にただひとつある百貨店の閉鎖が決まった。
驚きなどはなく、よくこれまで続けていたなあ という思いのほうが強い。 いつ行っても、地下の食品フロアなどには、 パラパラと客はいるが、衣料品のフロアなどへ行くと 店員のほうが多いくらい。笑 店売りよりも、外商の法人需要などで細々やっていたみたいだ。 そもそも、西武百貨店が見捨てて逃げた店舗。 この百貨店も出店するつもりなどなかったが 立体駐車場を隣接させるという市の強い要望で いやいや出店したという経緯がある。 義理でやってきたものの、状況はそんなものを許さない ところまできているんだろう。 市長が、縮小してでもと懇願しているようだが、 そのなものでは、意味がないだろう。 物がなかったころ、ひとつの店で何でも買える というところから、百貨店と名づけられたんだろうが 現在は物があふれ、選択肢はいろいろある。 不景気ばかりではなく、構造的に存在する意義が なくなったのだろう。 いまさら廉価品を売ったところで、固定客すら逃げていく。 駅前に立地しているわけだが、裏にあるコマツが撤退を表明し この百貨店が閉鎖すれば、ますます人並みは途絶えるな。 もっとも、土日でも歩いている人間は数えるほどしかいないが。 数年前、立て替えた駅舎は、無機質な機能のみの建物。 寂寥感がただよう市の玄関となりそうだな。 まだいつも行く木場潟のほうが、何も売っていないけど 活気がある。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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