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終活日記

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2009年10月21日
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カテゴリ:生活
朝晩めっきり寒くなり、コートが恋しい、季節になった。
というのは、表現だけのことで、コートはまず着ない。
いつも書いているように、交通手段の劣悪な田舎では
車が移動手段。
着ないというか、必要ないのだ。
車に手が届かない時代はみんな着ていたけど。

それでも、都会にいたころは毎日着ていた。
初めて自分の金で買ったのは、学生時代
ピエール・カルダンのトレンチ・コートだ。
当時の金で15000円した。
年末の学生アルバイト代半分も費やした。
当時、トレンチ・コートが主流になりつつあり
多くの学生は、高校生のようなコートを着てたが
一部の人間は、こういうことで差別化していた。
行き過ぎた奴はロング・コート着ていたが。笑

JUNのやつも捨てがたかったのだが、カチっとした
ドイツ軍将校のようなデザインが気に入っていた。
おいら高校時代ボートをやっていて、土方のような
肩幅だったから、本当はラグラン袖のほうが楽なんだが。
そもそもの動機は映画「カサブランカ」のハンフリー・ボガード。
カッコよかったなあ。
タバコの吸い方までマネしていた。笑

このお気に入りのコート、袖口がボロボロになるまで着ていたが
マンガのような話だが、ペンキ塗りたてのベンチだったかに座り
塗料がベッタリ。泣く泣くあきらめた。涙
2代目はJ・プレスのラグラン袖だったと思うが
こちらのほうには、あまり愛着はなかった。

10数年前に東京に転勤になり、再びコートのお世話に
なることになったが、もうトレンチ・コートは止めて、
ウールのショート・コートになった。
ほどなく田舎に戻り、タンスに眠ったままになっている。
素材は気に入っているので、ジャケットに仕立て直し
できないものかと思っているのだが。






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最終更新日  2009年10月21日 08時37分32秒
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