終活日記

昨日、夜のニュースを見ていたら
森繁久弥の訃報と市橋容疑者の身柄確保
の速報が相次いで飛び込んできた。
今日のワイドショーはこれで持ちきりに
なるんだろうなという思いだった。

森繁氏の場合は、文字通り大往生だろうな。
久世光彦が週間文春で連載していたが
彼の方が先に逝ってしまった。
森繁を目標にする演劇人が多いと思うが
自然体のような演技は絶品だったな。
印象深いのは「社長シリーズ」。
中学、高校時代、東宝の映画はほとんど見ているが
「若大将シリーズ」や「クレージーのシリーズ」とともに
楽しみにしていたシリーズものだ。
三木のり平なんかとの、アドリブのような掛け合いは
子供にもおかしかったなあ。
どういうわけか、「駅前シリーズ」は、おいらは
敬遠していたように思う。
一作見たのが面白くなかったのか。
いずれにしろ、病死が多い中、老衰で死ねるというのは
ある意味では幸せなのではないか。

一方の市橋容疑者、あれだけ顔をさらして逮捕できなければ
日本の警察力も落ちたなあと実感するところだったが
無事というのもおかしいが、逮捕できた。
名古屋での駄目押し整形といい、今回の逃亡未遂といい
本人はかなり追い詰められていたんだろうな。
じっとしていたら、どうなっていたか分からない。
しかし、整形前の写真も目つきに強烈な印象を与えるが
整形後の写真も脳に残る。
よくコンピューターの合成写真が出たりするが
妙に変な印象をうけるが、あれといっしょだな。
要するに、実態感がないのだ。
動画で見たら、もっと不気味な感じがしそうだ。
もともと９人もの警察が初期に取り逃がしたことで
始まった騒動。
やっと逮捕されたというところか。