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終活日記

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2009年12月28日
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カテゴリ:映画
エドワード・ファーロングの「悪魔と天使」でも
トム・ハンクスの「天使と悪魔」でもない。
1946年製作のモノクロのコメディー。
久しぶりに映画を見て、声を出して笑った。
と言っても、一応ジャンルはコメディーだが
映画そのものはシリアスな雰囲気だ。

4年の刑期を終え出所した主人公を、かっての手下
が迎えにくるが、車中で殺してしまう。
ボスのいない間にシマを自分のものにしていたからだ。
主人公、ろくでもない人物だから地獄に落ちる。
そこは、往生要集に出てくるような焦熱地獄。
嘆き、ボヤいていると、ゲーテのファウストに出てくる
悪魔メフィストフェレスの手先という男が
娑婆に帰す交換条件にひとりの判事を殺すことをもちかける。
この判事、この主人公とウリふたつ。
というところから話が発展する。

地獄のセット、昔見た古い日本映画のチャチなセット
を思い出した。
主人公演じるポール・ムニ。実に上手い。
寅さんになる前の渥美清でも面白かったかも。
チャールズ・ブロンソンと缶コーヒーのCMにでてくる
トミー・リー・ジョーンズを足して2で割ってチンピラ風に
仕立て上げたような顔つき。
一方ヒロインは、アン・バクスター。
この当時の女優、きれいなのばっかりだな。
ジュリア・ロバーツのようなゲ○なのや
アンジェリーナ・ジョリーのようなブ○いないもんな。笑
○はスです。
ラストが切ない。

ドアを通り抜けたり、他人に乗り移るトリックなんかは
今では珍しくないものの、当時は新鮮だったのでは。
この1946年、いわゆる終戦してまもなくだが
この年代、面白い映画がゴロゴロしている。
同じ戦後と言っても、日本と米国では映画の世界でも
随分違ったんだろうな。






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最終更新日  2009年12月28日 08時20分22秒
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