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終活日記

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2010年02月11日
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カテゴリ:生活
子供の頃、伝記を集めた全集をよく読んでいた。
いろんな偉人伝も出版されていたと思う。
こういう立派な人になりなさいという意図からだろう。
それなら、こういう人間になってはいけないと言う、
非偉人伝があってもいいのではないか。
誰を想定して書いているか、名前を書かなくても分かるだろう。笑

文藝春秋3月号の立花隆と福田和也の稿が面白い。
立花は学生へのアンケート結果を紹介し、過去の人物
と切り捨てている。
年代によっては、胡散臭いおっさんで終わりなんだろうな。
福田は生い立ちもからめて、ちいさな「器量」とこき下ろしている。
成長期の体験というのは、大人になって大きな影響をもつ。
しかし、田中角栄や金丸信も悪人だが、少なくとも
情というものは持っていたのではないか。

ひきかえ、この人物、冷酷一徹。
笑い顔にも嫌悪感しか感じない。
保身と恐怖から、今は従う人間もいるかも知れないが、
死んだら、誰も墓参りなんかしないだろう。
ある意味では、あわれな人間だ。





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最終更新日  2010年02月11日 08時19分17秒
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