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[DVDソフト] 潜水服は蝶の夢を見る 映画にしろビデオにしろ、なるべく評価を読まないで 見るようにしているが、これなんか、タイトルだけでは どんな映画なのかさっぱり分からない。 しかも、導入部ではピントのあわない光がちらつく映像で テレビの調子がおかしくなったのかと思う。 ところが、この映画いいんだなあ。 というか、好きなタイプの映画だ。 近頃、アクションやサスペンスばかりのフランス映画だが、 これは、いかにもフランス映画という作り。 原作は雑誌ELLEの編集長の自伝だとか。 突然、脳梗塞に襲われ、全身マヒで、意思表示は 理学療法士のアルファべを使った質問に、瞬きで イエス、ノーを示すだけ。 この方法で原作が出来たというから、労力に驚く。 導入のチカチカは主人公の目線を表現している。 全編主人公のモノローグで進行していくが、 フランス映画だから、もっとエグい表現もあるか と思ったが、自伝ということで、心理描写が中心。 【送料無料】苦役列車 同じ自伝的小説で芥川賞受賞の「苦役列車」を 単行本ではなく、文藝春秋掲載のもので読む。 こちらは、作者自ら、中卒だの前科者なぞと卑下を 強調するもんで、先入観を持つなというのは無理。 例によって、これで芥川賞?という程度のもの。 私小説と言ってしまえばそれまでだが。 前半のわざとらしい文体が鼻につく。 選者は何を評価したのかと、評を読むが どうも歯切れが悪いように思った。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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