料理をするときに思うこと
先日、出勤前にテレビを見ていると吉田茂氏の料理人が外交で活躍した番組がありましてそういえば料理と政治って結構関係あるんじゃね?と思いました昔、織田信長でも↓のエピソードね三好義継が敗死したとき、坪内という名のある三好家の料理人が織田家の捕虜となった。このとき、信長は坪内に対して「料理がうまければ罪を許して料理人として雇う」と約束した。そして坪内が作った料理を信長は食したが、このとき「料理が水っぽい」として坪内を処刑しようとした。しかし坪内はもう1度だけ機会が欲しいと頼んだ。そして2度目に出された料理に対して、信長は「大変うまい」と認め、料理人として取り立てたという。後で坪内は、「最初から2度目の料理を出していたら良かったのではないか」と訊ねられると、「最初は京風の上品な料理、次は味の濃い田舎料理を作っただけです。しょせん信長公も田舎者ということですよ」と馬鹿にしたという。後日、その話を耳にした信長は、「自分の料理人として仕える以上、自分の好みにあった料理を作るようにまず努めるのが家来としての本分である。それを怠ったのは単に無能だったからだ」と答えたという。 そう!料理と政治、人間関係とは結構関係あるんじゃね?と更に宮城谷昌光氏が天空の舟(上)という作品で「優れた料理人はまず相手の好みに合わせた料理を出し、そのあと少しづつ相手の好みを料理人の好みに合わせるようにしていく」(うろ覚え)という作品も思い出しました(ちなみにこの話の舞台は古代中国、三国志や封神演技よりも昔、夏から商へ変わる時代なのでこういう中国ものもありかな?と)んで、何が言いたいかと言いますと人付き合いもまず相手の好み、意見を一旦聞いて、しばらくしてから自分の好みを出してくのがベターなのかな?とそう言われれば現代でも外交で活躍する料理人の漫画ありますからね~(もう連載終わったけど)