テーマ:今日の健康状態は?(10617)
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金曜日
私は、早朝の飛行機で鹿児島に向かった。 緩和ケア病棟に移った母は、4日前に別れた時とは はるかに変わっていた。 会話はしっかり 出来なかった。 ベッドに寝た状態で、医療用麻薬を点滴していた。 時に「痛い~~痛い~~」と言ってた。 「帰るよ~家に帰るよ~」と凄い顔で 眉間にしわを寄せて言う事もあった。 前日に姉からの説明で 緩和ケア病棟に移ったら、今食事がほぼ出来ていない為 ゼリーとかアイスとか、そうゆうものから始めていきましょう と言われたとのことだった。 食事は、1口、2口、3口くらいしか食べてなかったから それは、仕方ないのかもしれない と感じたが 食事をしなくなったら 終わりじゃないの? という思いもあった。 が、無理強いはしないように という事だったのだろう。 その時の母には、食事云々なんてレベルじゃなかったのだろう。 その時は、痛みを和らげてあげる 1にも2にも、それだけだったのだろう。 その日は、次女が病院に泊まっていた。何があるか分からない為 家族が泊まってた方が良いとのことだった。 看護師長さんともお会いした。 痛い~~と言う母の体をさすってあげてた。 こうゆうのも、ケアになる と教えてくれた。 早速真似して、母の体をさすってあげた。涙が出て止まらなかった。 泣き顔なんて母には見せられないから、涙を拭いて笑顔で母を見た。 大丈夫だよ~痛みが和らいだら家に帰ろうね~ 必死に涙をこらえて、母に言った。 この日から、本格的な看取りケアというものと向き合うことになった。 姉達は、仕事をしてる為、私が泊まり 泊まれる時には どちらか姉が代わって泊まろうね。と話し合った。 その夜、ゆりちゃんが来てくれた。 ゆりちゃんは、ご両親の看取りをしてて、色々詳しく 色んな話をしてくれたり、母の痛みを和らげてあげられるように、看護師さんに 薬のこともお願いしてくれていた。 夜は、薬が効いてるのか、スヤスヤと休んでいた。 寝息があるだけで安心できた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017年10月27日 22時41分23秒
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