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カテゴリ:キャンペーン
東京のGOTOキャンペーン対象外という業界にとっては衝撃的なニュースが飛び込んできましたが、
このGOTOキャンペーンについてこちら(宿側)はどのように考えているか 気になるところではないかと思います。 地方の旅館側としての考えを申し上げますと、 飲食観光宿泊業界は大変助かるキャンペーンではありますが、 宿泊業に関しましてはGOTOキャンペーンは延期した方が良いと考えてる 宿経営者が多いように思います。 中止ではなく延期です。 理由は様々です。 今この現状でやるべきではないという考え。 元々から地方への感染防止のため辞めた方が良いという意見もあります。 また、夏は繁盛期でそこまで支援がなくとも集客が出来る時期なので、 GOTOをやるのであれば夏が過ぎてからの方が助かるという考え。 GOTOキャンペーンの有無にかかわらず、 夏の予約は非常に動いているのが現実です。 GOTOがまだ始まっていない現時点で 8月などはほぼ満室となっているホテルや旅館が全国に多くあります。 GOTOがなくとも全国の各宿、各自治体などが出している割引クーポンなどもたくさんありますので それを利用して予約をされているお客様も多くおります。 そのため夏に関してはGOTOが人の動きを大きく変えるとは考えていない宿も多いです。 もちろんまだまだ空室の目立つ宿泊施設も多くありますが、 間際になればそれなりにお部屋は埋まっていきます。 現在はお客様方がインターネットを利用し全国のホテル旅館などの空室状況をご覧になることが出来ます。 そうすると、空室のほとんどないホテルや旅館が多く見つかるはずです。 ですので感染が広がる可能性とGOTOとはあまりつながった考え方を持っておりません。 GOTOで稼ぐという考え方も強く持っておりません。 反対に宿のためという以前に割引によって、 自粛でたまったストレスを解消出来るお客様方(国民)のためになるキャンペーンであるというのが優先的な考えです。 旅館には女将という存在があります、この女将の多くが感染を非常に懸念しています。 お金より命という考えで、お金がいらないというわけではなくて、 優先順位が命→お金という順になっているということで 命さえあればまたお金を稼ぐことが出来るのだから優先順位は命だということです。 命が無くなると二度とお金を稼ぐことは出来なくなります。 キャンペーンはあった方が助かります、それは事実です。 女将は従業員やその家族も支えていかなくてはならない立場ですから、 稼ぎが無くては支えることが出来ませんのでたくさんのお客様にお越しいただきたいのは山々ですが、 宿の女将は自分達よりお客様を優先的に考えますので、気持ちの上だけでも お客様方(国民)を不安にさせてしまうイベントは控えるべきと考え、 GOTOは延期した方が良いと判断している女将が多いです。 従業員のユニフォームや女将の来ている着物や作務衣なども 元々はお客様からいただいたものだと思っています。 家族、スタッフ、お客様方同士の感染を「させない、止める」にはどうしたらいいか?と訪ねたら 100%の女将が休業するしかないと答えるでしょう。 しかし「感染予防」なら可能だと考えているので対策を施し営業をしているわけで、 それによって確実に防げるとは考えていませんから、 女将及びスタッフも不安を持ちながら業務に励んでいます。 お客様は出来る範囲で十分注意してお出掛けになると思います、 お迎えする宿も出来る限り十分注意してお迎えを致します。 これが一番の予防となると思っております。 無症状の感染したお客様が来るかもしれない!ということを懸念したらもう営業は出来ません、 先が見えない終わりの見えない状態ですから、それこそ休業となり死活問題となります。 ではどうすることが正解なのか?という答えが見えないまま営業を営んでいるのが現状です。 社長、女将、支配人等でこれが正しい!という答えがある人は誰もいないでしょう。 現状の中で出来るおもてなしを精一杯やろうと答える方がほとんどと思います。 全てにおきましてお客様のご協力無しに営むことは出来ませんので、 平時の対応とは違うおもてなしも多くなると思いますがご理解いただきまして、 少しでも日常を忘れ、心地よい時間をお客様にご提供出来たらと考えております。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年07月17日 12時25分13秒
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