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お盆休みで少し時間が空いてしまったけれど、
前回からの続きを…。 身体感覚「快」を求めて動く…。 自分が心地よい感覚に包まれた状態でどんどん自分の動きを求めていく。 「上手くできるときは、スッと身体が動く」とか、 「無意識に身体が反応しました」とか、 「気持ちよく動けました」とか、 一流の選手が良く口にするコメントですが、本当にそうなんです! そして「快」を求める動きの極意、実は「前頭葉」と「小脳」のリンクに あるようなんですが…。 前回はココまででした。 さて、続きですが…、 私たちをコントロールしている「脳」のお話を少し。 私たちが体を動かすとき、 意識的な身体運動(随意運動)をつかさどる前頭葉運動野も 無意識な身体運動(不随運動)をつかさどる小脳も 広範囲にさまざまな電気信号を発生しているそうです。 その信号は雑音的なもので、必要な運動を的確に行うために必要な 最小限の命令が発せられているわけでは無いようです。 沢山の雑音、つまり、アクセルだったりブレーキだったりが 混沌と発せられているようなのです。 それは、頑張って動こうとすればするほど、 力めば力むほど混沌とした命令が発せられ、 いざ本番!という場面で「動きが鈍重になる」 あの現象を生むのです。 「緊張して体がうまく動かなかった。」 「いつもと違い肩に力が入り、力んでしまった。」 本番で力を出せなかった選手が良く口にする言葉ですね。 さて、本題に戻ると… 身体感覚「快」を求めて動いている時は、 前頭葉運動野から発せられる電気信号と小脳からのそれが 同じタイミングで発せられ、シンクロしているそうです。 それはまるで、瞑想している時の脳波のようとか!? つまり、無意識での動きと意識的な動きの境目が無くなり、 いわゆる一流選手のコメントにあるような「無意識」「無」の状態で すばやい動きが出来てしまうらしいのです。 確かに、心地よく、何も考えずに、まるで映画をスローモーションで 見ているかのように、自分のしていることを客観的に観察し 対応できる状態というのは経験があります。 ランナーズハイも同じ状態なのでしょう。 とにかく身体感覚「快」を感じながら動くことで 自分の持つ本来のパフォーマンスを発揮できるのです。 ただし、大切なことを忘れてはいけません。 その動きに耐えうる身体を予め作り上げていく必要があります。 力技で身体を動かすことで不慮のケガを招くことは度々ありますが、 「快」を求めた身体操作でも何も積み重ねが無ければ やはり動きの負荷に耐えられる体は作られません。 の延長線上で体が鍛えられ その真のパフォーマンスを発揮すべき時に 積み上げられてきたパフォーマンスが発揮されるのです。 何か魔法があるわけではなく、やはり普段の地道な稽古、練習、鍛錬の成果を 確実に引き出す方法が、身体感覚「快」を感じながら動くことなのだと思います。 そのためには、常に自分と向き合いながら稽古、練習、鍛錬を重ね 「心地よい感覚」で動けた時の経験を積み重ね それが日常的となるよう心身ともの磨き上げていかなければなりませんね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年08月17日 23時38分58秒
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