今日は、ぜひ子供たちに読んでもらいたいと思っていた本をご紹介させて頂きます。
もちろん、大人も楽しめる本です。
「ノーベル受賞者にきく 子どものなぜ? なに?」 ベッティーナ・シュティーケル著
(2003年発行)
この本は、フリーのジャーナリストである著者が 子どもの視点に立って、
それぞれ専門分野のノーベル受賞者と いろんな通信手段を使いながら、話のやり
取りを納得のいくまで繰り返し、纏めたものです。
子どもたちの質問って、答えるのが簡単そうでむずかしい大問題が多いですよね。
内容の項目の一部を紹介してみると......
・どうしてプリンは柔らかいのに、石は硬いの?
・どうしてフライドポテトばっかり食べてちゃいけないの?
・愛情って何?
・電話ってどうしてつながるの?
・忘れちゃうことと忘れないことがあるのはどうして?
・地球はいつまで回っているの?
・1たす1はどうして2なの?
・政治って何?
(その他、興味深い質問が全部で20あります)
これらの大質問に、本当にわかりやく、神経のゆき届いた丁寧さで回答してくれています。
科学者たちが、この広くて深い質問にそれぞれの問いに、10ページほどで分かりやすく伝えるために苦労しただろうあとが伺えます。
もちろん大人が読んでも満足できる内容の濃さです。お勧めの一冊です。