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May 31, 2006
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カテゴリ:アート関係

habudango.jpghttp://www.asahi.com/boston/


今回の展は、浮世絵に理解のあったウィリアム・ビゲローの「幻のコレクション」です。
100年の眠りからさめて最初に日本で初公開をされました。

明治時代に来日したアメリカ人医師、ビゲローは、多くの浮世絵を買い集め、
肉筆浮世絵約700点。その中から選りすぐりの名品約80点を
世界に先駆けて紹介されたものです。




私は美術好きなので、けっこう見歩いてきた方ですが、
江戸期までのものに対しては、
「ふ~ん、ふ~ん」と見聞を広めるべく見るような感覚が多かったものです。

それが、今回の「肉筆浮世絵」は、大きな感動をもってみつめました。
その優美さ、繊細さ、描写力本当に素晴らしいものがありました。
とくに、屏風などの大作に目が張りつけになりました。

江戸の遊行がこんなに成熟していたのかと、タイムスリップしてみたい気持ちになり、
まさしく「江戸の誘惑」に駆られました。

会場が混雑しているので悪いと思いながらも、しげしげと見入ってしまいました。^_^;

それにしても、江戸時代にはもうこんなに繊細な色彩感覚があったなんて驚きです。

この江戸の遊行の人間描写は、外国人から見ても、異国情緒の味わいを通り越して、人間としての感動を与えるものだろうと思いました。。

日本人として、世界に誇れる遺産ですね。嬉しくなりました。

しかし、それが日本じゃなくアメリカにあるなんて、ちょっと寂しいですね。

でもひょっとしたら、ビゲローが買い集め、遺言に門外不出と書き残さなかったら、
こうして大量に観ることが出来なかったかもしれません。ビゲロー氏に感謝です。

私が感動したのは、ネットの案内HPに紹介されていない絵が多かったです。
肉筆の躍動感は、やはりカタログでは鑑賞できませんね。

私は今回の展示を見逃したら、「ボストンまでは見に行けない~!」なんて
大袈裟な思いで、神戸会場へスベリ込み鑑賞をしましたが、
愛知、東京はまだこれから巡回しますよ。。



会期・会場:
6月17日~8月27日: 名古屋ボストン美術館
10月21日~12月10日: 江戸東京博物館




・・・・・・・・・・・

■お詫び
急用が出来たため、記事のアップが遅れました。<(_ _)>









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最終更新日  Jun 16, 2006 11:45:43 AM
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