Power of dream　～いまを生きる～

教育採用試験の勉強・・・というより、予備校で教育学を学んで、
だんだんわかってきたことがあります。

それは、

いかに先生が、私独特の生活しにくい部分に配慮して、
色々と教えてくださっていたのか？

といったことなんでしょうね。

専門用語でいえば、「特別支援教育」の部類に入っているようなもの
なんでしょうけど、
私が小学生の頃は、そのような言葉は使っていなかったようです。

その生活しにくい部分・・・というのは、

小学生のときから、とあることは皆と一緒にできても、
ある一部のことだけ、どうしても皆と一緒にやりにくいといったことが、
そのときからあったのです。

１、皆と一緒に、ひとつのものをつくること
２、準備＆後片付けを伴うもの
３、恐怖感を抱くもの

そんなわけで、理科実験もかなり苦手でした

分担がはっきりしているものは、難なくできたのですが、
分担がはっきりせず、その場の状況でやることを見つけるといったことが、
かなり苦手だったのです。

図工作品も、時々提出しないですませたものもあったりして・・・。
（全部完成できなくて・・・）

小学生時代を考えてみたら、通知表で１を頂いた体育以外も、
苦痛を感じる時間は、すごく多かったことを思い出しました。

天国と感じたのは、国語と算数と音楽の時間だけ・・・だったかな。
（要するに、準備とかがあまりいらないような教科）
あっもちろん、休み時間と給食はすごく天国でしたよ


でもいつも不思議だったのは、
イヤで逃げ回っていた教科でも、
体育以外は、悪くても「３」は頂いていました
私は課題を提出していないものがあるのに、
どうしていつも提出していた○○ちゃんより成績がいいの？
と、いつも疑問に思っていました。

きっと、私のそういう性格に対する、特別な配慮だったんだなぁということを、
今更ながら、感じることができました。

そのおかげで、（一部の男子にはいじめられたけど）
それが原因で、クラスの皆から無視されたりいじめられる
・・・といったことが全くなかったのは、本当に幸いです。
まぁ、そういういじめは絶対にあってはいけないこと・・・・なんですが、
それも、やはり先生方の配慮が充分だったから・・・なんでしょうね。

そう考えてみたら、
私も「特別支援教育」と、深い縁があったんだなぁと思うのです。
小学校で、私がいたクラスを担任してくださった先生に、深く感謝しています。
（今思えば、すごく大変だったのではないのでしょうか・・・）

その生活しにくい部分は、今でもひきずっているところがあるのですが、
やはり、社会に出るにつれて、そこまで配慮して頂けないというのが現状です。
そりゃそうだよね。
そのような部分は、大人になったら自分なりにカバーするなり、
克服していくのが、社会人としてやっていくための前提条件だもの。

だから、そういった部分を、徐々に克服したり、他でカバーしたりして、
今はあれだけ苦手だった理科実験で、学校に貢献させていただいています
そこまで育てて頂いた、親や先生方、そして周りの方がたに、
深く感謝しています。

あとは、「私は他の人より生き難い」とは思わないこと
そう自分で信じていれば、必ず何でもできるようになります
たとえどうしてもできなくても、他でカバーするなりして、
全体的には、なんとかできてしまうものです

もちろん、そのようなことがあったからって、
「私は特別」といった意識は全くありませんでした。

ただ、特別支援教育の勉強をするにあたって、
やはり、私もそのような配慮をして頂いて、
遅ればせながらも、教師を目指すまで、成長することができたことに関する、
深い感謝の気持ちがあったから、今日のような日記を書くことができたのです。

そしてそう感じることができるようになった今、

たとえ第一希望の職業でもある、教員になれなくて、
今の仕事を続けることになったり、
検査技師の仕事に戻るなり、
他の仕事をするようになっても、

「そこまで普通に仕事ができるようになったのも、周りの人の配慮のおかげだ」

という気持ちを忘れずに、感謝しながら、精一杯仕事をしていきたいと思います。

因みに、今の職場や合唱団でも、ちょっとばかり特別な配慮して頂けているのは、
薄々と感じています。
だって、33歳で仕事をしている人といったら、
普通だったら新卒さんを、面倒みる立場になること多いでしょう。
パートさんの立場だって、新人を教育したりする経験があったり・・・。

なのに、面倒みて頂きっぱなし・・・・。

ある意味感謝です。

というわけで、かなり自分を取り戻すことができました。
明日からお仕事頑張ります。

（願書も明日予備校の先生にみてもらうんだ・・・）