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2008.01.15
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カテゴリ:理科教育☆
皆さんは、石灰水をご存知でしょうか?

そうです。
理科では、二酸化炭素に反応して、白い沈殿を起こす薬品として使われています。
水酸化カルシウム(CaOH2)を、水で溶かした上澄みが、石灰水です。
そのときにも、とけ残った水酸化カルシウムが、下に沈殿して残ります。

石灰水は、もともとは透明なものですが、
今回使おうとしたら、すでに白い沈殿がたくさんショック

私はずっと、
「水酸化カルシウムのとけ残りが、結晶になったために、沈殿ができたのかな?」
と思い込んでいました。
でも、とある先生に教えていただいたことをきっかけに、
「その考えは多分間違いかな?」と思うようになりました。

その先生に、
「石灰水の中に、"空気中の"二酸化炭素が溶け込んで、沈殿を起こしたんだよ」
といわれて、なるほどと思いました。

つまり、
水酸化カルシウムと二酸化炭素が反応して、
炭酸カルシウムの白い沈殿ができたということ。

その白い沈殿は、炭酸カルシウムのことでしょう。
炭酸カルシウム(CaCO3)だとしたら、酸に溶けるはず・・と思って、
器具洗浄のときに、塩酸を使ったら、すぐに溶けてきれいになりましたスマイル

というわけで、石灰水の中の白濁は、炭酸カルシウムの可能性が高いです。

白い沈殿を起こした石灰水は、結局二酸化炭素を吹き込んでも反応も鈍く、
全部捨てて、新しい透明な石灰水と交換しました。
その結果、実験がうまくいったと、先生からの嬉しい報告も頂くことができました。





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最終更新日  2008.01.20 14:45:51
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