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テーマ:なんでも実験♪(51)
カテゴリ:カテゴリ未分類
カエルの解剖をやりたいという先生がいらっしゃる。
私も正直やりたかった。 (でも高校の時に、デモンストレーションを観ただけ) 今の40代後半の世代が中学生の頃は、 周りに解剖できるくらいの、大きなカエルがうじゃうじゃいたということ。 「カエルの解剖やりたければ、自分でカエル何匹かとってこい!!」と 生徒にとってもらった・・・という位、カエルが豊富だった時代。 でも今は、業者に問い合わせても 「高い!!」どころか「販売不可」となっている。 理由は、 大きなカエル(とくにウシガエル~食用ガエル~)は 外来生物種に指定されていて、 飼育とか販売に大きな規制がかかってしまったこと。 外来生物種でなくても大きなカエルを入手するには、 学校全体を通して許可番号が必要なこと。 今年からそういう法律ができたらしい。 今って本当に、実験を通して生物に触れさせるのが困難な時代だと感じた。 どうしてカエルにこだわるのか?って。 それは、カエルの内臓はヒトの内臓の構造に似ているから・・・らしい。 サンマとかだと、人の体の構造とはまた別物だから、やりにくいらしい。 物理化学の実験はどんどん進化して、 わかりやすくなってきているにもかかわらず、 生物の実験は、どんどんやりにくい環境になってきている。 温暖化や、人が出すごみなどで環境が悪化して、 たくさんいた生物がどんどん生きにくくなっているのが原状。 理科支援員の仕事の大半が、"物理" "化学"の実験の補助。 生物に力を入れたかった私にとって、 ちょっと期待外れだなと思いながらも、 毎日が勉強と発見ばかりというこのごろ。 物理実験とか化学実験を「面白い」として楽しむだけでなくて、 そこからもっと、地球環境の悪化など、 物理・化学的な力が人に及ぼす影響とかを生徒に想像させて、 これからの地球規模の課題にまで 考えていける子どもたちがたくさん育つといいな。 カエルの解剖ができなくなったいきさつの説明も含めながら・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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