『・・・桜花・・・』
・・・風が強い、海は水面にはウサギが飛んでいる、うねりは無く静か打寄せる波は静か・・・ 遠きを慮り無くんば 必ず近き憂いあり そんな古人の至言が在るが、現在の日本は近くにさえも問題山積しているし各々の分野にさえも不正の発覚が取り立たされている。隠されていた蓋をされていた不具合が噴出し収拾が付かない状況を呈している、隠蔽してきた諸問題の先送りがモグラ叩きの様に次々と表出している状況だ。 百年の大計を図るのが政治ならばそれを忘れて政治屋を選出してきた日本人も同罪と言えるのだが、カオスの現在の状況から鑑みれば次回からの選挙を本来の政治を行える人選をすることからしか始まらないことは誰でも分かる筈だろう。 衆愚政治化してきてしまい劣化した政治家が排出されている現状を変えなければ、日本の未来も変わらないことは薄々感じているのだが方法が良く解らないのが本音だが、国の舵取りを行える託すことのできる議員を選出することからしか始まらないことは明らかだ。 遠きを慮らないままに来てしまった日本の結果は、今日の状況を生み出してきたのだが其れに気付かない事には始まらない。なので近くに火がボウボウト為りつつある日本の現状だろうかと思う・・・。・・・けれども自然界はただ黙々と自然の摂理を全うし続けている、美しい桜の開花は各地で盛り上がり人心を一掃し新しい希望を届けてくれている桜花、梅の花の後には桜の花が彩を与えてくれる日本列島、限りない自然の恵みの中に在ることを感謝したいものだネ。 足るを知る、それを忘れてしまえば限度無く欲に塗れたつまらない世界が展開し始める事を、ヒトの必要なモノなど多寡が知れたものでしかない、足るを忘れた世界が我欲に塗れた非情な世界を創り上げたのだが、まだまだ満足できずに奪うことに血道を挙げているこの世界だ、起きて半畳 寝て一畳 エゴに駆られて独占することに喜びを感じる精神構造が人を傷つけて来た現実は否めない筈だ。 桜花の様に潔く散る美しさを見習う必要が有りそうだネ、生まれる時も逝く時も裸でしか人間は逝けないのです、子孫に美田残さずの西郷南洲の言葉の重さを感じる時代、生きるに必要なモノ以外を溜め込んで何をしたいと言うのだろうか?持たらず者の恨み節かも知れないが、桜花に触発される季節だネ・・・