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私(旦那)は昔からちょっとした歴史好きで、洋の東西を問わず、学生時代には気の向くままに、歴史詳解書とか小説とか雑誌、ムック本など読み漁っていたものでした。その中で、今でも記憶に鮮烈なのは、史実を取り扱った歴史書ではないのですが、中学生の頃に母が買ってきた「水滸伝」にハマってしまい、繰り返し読み耽ったことです。(確か、岩波ジュニアの上中下巻の3巻セット)
「水滸伝」っていうと、「西遊記」「三国志演義」「金瓶梅」とともに、「中国四大奇書」に並び称される歴史通俗小説の大作ですね。宋の時代を背景とし、梁山泊を根拠地として、時の悪徳政権に反抗した108人の豪傑の生き様模様が話の中心です。壮大な世界観と108人の好漢の活躍が、スペクタクルでわくわくするのです。主人公たる108人の『好漢』の構成も、盗賊出身者はもちろん、元官軍の武将達や、僧侶、学者、武術家、文官くずれ、博打打ち、医者、などなどをはじめ、常識に外れたとんでもないDQNもたくさん混じっていたりして、読んでて飽きさせないんですよね~小説の成立は元代から明代と言われる「水滸伝」ですが、既に江戸時代には日本でも読まれていて、滝沢馬琴などの読本作家に大きな影響を与えた文学だったりもします。 (「南総里見八犬伝」なんて、水滸伝の影響が色濃い)
現在はなかなか読書に割く時間もないのですが(サラリーマンの読書場である通勤電車では、朝は超満員寿司詰め列車、帰りは仕事の疲労で半死半生という有様(^^;、まだ読み出会ってないたくさんの本に耽溺したいと思う今日この頃なのです
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Last updated
Nov 25, 2006 10:16:36 PM
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