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テーマ:オシャレ大好き(194773)
カテゴリ:日常写真
よく日本人って「一点豪華趣味」なんて言われますよね。 この特有のルーツをたどってみた仮説として、次のような話があるそうです。 * * 遡ること、江戸時代。。。 この時代は日本の農業・工業(いわゆる近代工業ではなく工芸技術という点で)・商業の 各経済活動が全国規模で隆盛し、農・工・商の庶民層の文化や経済が勃興した時代で ありました。。。(為替や手形取引の発明もこの時期ですし、先物取引(米相場)では、 高度な数学技術による利益予測計算なんかもされていたそうです。農業技術の向上も著しく、 米の収穫量が大きく伸びて、その他の副産品の開発にも各藩は注力しています。)
その一方で、力をつけて伸張する富裕庶民を対象に、為政者(主として幕府や各藩政府)が 度重なる「倹約令」や「○○禁止令」を発布し、その財力と文化産業を統制していたということも 事実としてありました。
そんな奢侈や文化を抑制されるなかで、庶人が考えただしたのが、例の「一点豪華趣味」なのだ そうです。つまり、一見して目立たない持ち物、煙管・根付・かんざし・櫛・扇子・印籠・帯など、 果ては着物の裏地(生地や意匠)に、贅と趣向を凝らすようになった訳です。 その証左として、江戸時代には「こんなものまで!?」というようなジャンルでも、 各種の分野で名工が輩出され、 遺された工芸品は国内外で高い評価を得て取引もされています。 * *
というような経緯で、何か持ち物ひとつは全力投入して一級品を身につける、っていう 江戸庶民の趣味は、今のわたしたちにも息づいているのかも知れませんね、、、 っていう話でした^^;。
でも事実、われわれサラリーマンも仕事の中ではなかなかお洒落なんて出来ないんですが、 腕時計とか文房具とか、何か人と違ったアイテムとか舶来品を身につけてみたく なりますよね^^
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Last updated
Nov 1, 2009 12:06:49 PM
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