本のタイトル・作者
キラキラした80歳になりたい [ 木村盛世 ]
本の目次・あらすじ
序章 女性に生まれて良かった
第1章 木村盛世が考える、50歳になったらやめること、始めること
第2章 更年期という大イベント
第3章 ハッピーな老後のための24時間とサビない体
第4章 簡単!一番大切な臓器を守る骨盤底筋群の鍛え方と年を感じない肩甲骨の作り方
第5章 その話、ホント?ウソ?
第6章 一度きりの自分の人生だから、自然体で楽しく生きよう
引用
ネガティヴな感情はポジティヴな感情よりも、あなたの心に深く突き刺さり、長くあなたを苦しめます。
それに対抗するには、どんなに小さなことでもいい、あなた自信が頑張って成し遂げたことに関して、自分で自分を褒め続けるのです。
それだけでなく、頑張っている最中にも、自分で自分を励まし続けるのです。
たとえ相手が自分であっても、褒められることで達成感を得ることができます。
そして、一つひとつ課題をクリアしていくことで、あなたはどんどん能力を高めていくことができます。
それが大きな達成感となり、さらに成長していきます。
これはあなたが後ろ向きにならない限り、永遠に続く成長への好循環なのです。
ここで、注意をしなければならないのは、「昨日」とばかり比べないことです。
「昨日」とばかり比べていると、あなたの成長はほんの少しです。
感想
2023年035冊目
★★★
36歳、女。80歳まで、あと44歳。
はて、私はどこを目指しているのか。笑
どうしても周囲の血縁者に、「更年期障害」でひどい目にあっている女性が多く、身構えてしまう。
私も老いを感じるようになってきた身。
これから先の道行を、心細く思っている。
それは、学校で初潮の授業を受けたときの不安と少し似ている。
これから私の身体はどう変化し、その時私は何を思い、いったいどう対処していけばよいのだろう?
生理が始まるのですよ、これは御目出度いことなのですよ。
白々しい言葉と、秘密を明かされるように配布されるナプキンのサンプル。
これから何十年も、あなた達は毎月毎月、股から血を流しながら生きていくのよ。
何日も痛みに呻きながら、それをけして表に出さないで、気づかれないようにね。
特に男どもには!
私にはそう、ラッピングされた表面にある女であることを言祝ぐ言葉が、その包みを開ければ永遠の呪いのように聞こえた。
自分ではどうしようもない、永遠の咎を負わされるように。
それは恥なのだと。
煩わしさに慣れ、当たり前のようにそれを受け入れ、痛みに耐えて、何年も何十年も!経って。
やっとそれが終わるのだ。それは解放であるはずなのに。
そこでも苦しまなければならないなんて、なんて罰ゲーム?
だから私は知っておきたい。
もしそれをもっと和らげて受け入れる事ができるなら、その方法を。
やれることがあるなら、備えるべきことがあるなら、その心構えを。
この本の著者は、お医者さん。
・健康診断を大々的に行っている先進国は日本だけ。
・1年間生理が来ないと「閉経」。
・生理と生理の間が短くなり、25日以内になってきたらそろそろ閉経。
・日本人の女性の9割は45歳から55歳の間に閉経する。平均年齢は50・5歳。
・閉経を挟むプラスマイナス5年間を「更年期」と呼ぶ。
・著者が大変だった時、精神科で言われたのは「とにかく陽の光を浴び」「カロリーのあるものを必ずとる」こと(セロトニンの受容体の9割が腸に存在している)。
・梅干しは「一日一粒で医者いらず」といい、カルシウムはリンゴの4倍、鉄分は6倍。クエン酸が栄養素のエネルギーへの変換を促進するので、ダイエット効果や疲労回復も期待できる。
・ゆで卵は、卵がほぼ完全食品で、ないのはビタミンCと食物繊維だけ。
とりあえず梅干しを宅配生協で注文した。笑
ゆで卵は、作るのが面倒だなと思っちゃう…。ゆでるだけなんだけどね。
鳥インフルエンザやウクライナ侵攻の影響で、卵も高くなっているしなあ。
でも、お菓子1袋買うことを思えば、卵の値上がりなんてちっとも大したことじゃないのだが。
閉経の基本年齡が50歳。
あと、14年。
子どもたちがちょうど成人する頃。
私はいったい、どうなっているんだろう。
怯えながら、恐れながら、それでも私には楽しみにしていることがある。
プール!
生理がなくなったら、気にすることなくスイミングに通うんだ。
そうして黙々と泳ぐの。
「かもめ食堂」みたいに。
キラキラした80歳の私はきっと、そんな感じだと思うんだ。
ランキングに参加しています。
「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです。
にほんブログ村