166.英語の多動力 世界でビジネスするホリエモンの英語術 [ 堀江貴文 ]
本のタイトル・作者英語の多動力 世界でビジネスするホリエモンの英語術 [ 堀江貴文 ]本の目次・あらすじ第1章 英語と未来Would,Couldなんて要らない急速に進化するニューラル機械翻訳そんな時代に英語学習は必要か?AI翻訳を英語を学ばなくていい言い訳にするな英語が先か、英語の仕事が先かG人材とL人材、あなたはどっちだ?「手元になくてもいい」という革命投資型思考であれ3つの「タグ」で百万分の一の人材レア人材になるなら外資系より日本企業インタビュー 村上憲郎(元Google日本法人名誉会長)インタビュー 坪谷ニュウエル郁子(東京インターナショナルスクール理事長)第2章 ワクワクする勉強だけでいいなぜ英語を学ぶのか?「お勉強」と「学び」の違いまずは1つのことにとことんハマれ「広瀬すずに会いたい」でOK次々に教材をハシゴする英語を学ぶ意味結果を求めないサボれない仕組みを作れワクワクする勉強だけやる見切り発車は成功の元インタビュー 藤岡頼光(QQ English創業者)インタビュー 三木裕明(映画プロデューサー)第3章 他人に流されるな、自分を見ろ講師の言いなりになるなワンクール古い教育者の考え悔しい体験をもっともっと重ねる「自分がバカ」であることを知っている人は強い苦手意識で将来を決めるな「できない理由」を先に考えるな勉強することは=「我慢すること」ではない「折れる」のは成果を自ら手放すことインタビュー 竹林朋毅(某ラグジュアリーブランドCEO)インタビュー イムラン・スィディキ(コペル英会話校長)第4章 学びを自動化するコツW杯は現地観戦僕らを駆り立てる英語教材会話をYesやNoだけで終わらせない英単語は妄想で覚える映画でリスニング力は伸びない超速で英語力を伸ばしてくれるテクノロジー言葉をパズル遊びだと思う時間はこうやってつくるスマホを英語モードにする動画の時代引用ジェイソンさんが言う唯一の語学習得のコツは、little by little、「楽しく」「少しずつ」「永遠にやる」こと。楽しくなければ続かない。感想2021年読書:166冊目おすすめ度:★★★★堀江さんの本ということで先入観入って読んだのだけど、これすごく良かったです。ホリエモンはちょいちょい出てくるけど、すごく短い。で、他の人のロングインタビューがとっても良い。英語学習のモチベーションアップに効果的。AI翻訳が最近すごくナチュラルなのは、ディープラーニングを活用してるからなんですね。こういうのをニューラル機械翻訳というらしい。インタビューの村上憲郎(元Google日本法人名誉会長)さん。村上式シンプル英語勉強法 使える英語を、本気で身につける [ 村上憲郎 ]この本を前に読んだことがあった。村上さんが英語を本格的に勉強し始めたのは31歳のとき。1日3時間×3年間、約3300時間、勉強していたそうだ。で、その後の坪谷ニュウエル郁子さんのインタビューが至極納得できた。・生まれてから18歳までに母語に接する時間は6万3,000時間。その10%でも他の言語に触れていなければ、母国語である人とアカデミックに対等に渡り合えない・米国国務省が外国に駐在させるとき、日本語は平均2400~2760時間習得にかかる。(逆もまた然り)・日本での英語教育は、中学・高校で800時間弱。小学3年生からの英語必修化で1000時間弱。・CEFR(ヨーロッパ言語共通枠:ヨーロッパ人に対して英語がどのくらいのレベルになるのか)は、ヨーロッパで高校卒業がB1(日常会話レベル)。→英語学習の日常会話でいう2760時間のレベル。日本人は1,000時間なのでA1~A2のサバイバルレベル。→残りの1,760時間は自分で埋めるしかない!これですよ、これ。「フィンランド人はなぜ「学校教育」だけで英語が話せるのか [ 米崎里 ]」でも引用されていた、アメリカ国防省の語学カテゴリ。英語から一番遠いことば、日本語。そして「「超」英語独学法 [ 野口悠紀雄 ]」では「外国語を支障なく使えるための勉強時間は4,000時間程度。学校の勉強を2,000~3,000時間とすると、あと1,000~2,000時間」とあったけど、坪谷さんではより詳細にその時間数を算出している。(けれど結局、2,000時間程度というのは同じ)村上さんも、3,300時間勉強したという。このラインを目指していけばいいんだ。そこにどう到達するか、いつ到達するか。結局、語学と言うのはそういうことなんだろう。時間×継続=習得。坪谷さんは、「語学、言語は絶対時間数」だという。そのうえで、どこを目指すかだと。海外の非英語圏の人たちが英語を喋れるので、「なぜ喋れるのか?」と訊くと、やっぱり時間が違った。・自国制作のテレビ番組がそんなになく、英語圏の放送が多い・吹き替えがないので、英語に字幕で放送されるといったことで、幼い頃から英語に触れる環境。時間数が違う。また、・本が翻訳されないので、原文で読む必要がある・大学が英語でしか講義を行っていないといった動機付けも強い。日本は一定の人口がいるので、この本でも言っていたけど国内向けだけの需要でまかなえるから、英語のものをわざわざ持ってこなくてもいいんですよね。良くも悪くも。私の子どもたちは、英語に触れる時間数が多い。それでも「英語を話せる」ためには、あと760時間程度を自分で補う必要がある。ちなみに、私が受講している「NHKラジオ英会話」はB1レベル。高校卒業程度…。「B2:社会生活での幅広い話題について自然に会話ができ、明確かつ詳細に自分の意見を表現できる」を目指していきたい…。長い道のりでもいい。語学は、時間数。1日に1時間でも、生きていればいつかはそこにたどり着く。それが分かっただけでも、楽になる。紹介されていたエストニア発の「Livingvist」という適応学習を念頭においた言語学習アプリをダウンロードしてみた。CERNでフランス語を覚える必要ができた人が自分のために作ったプロトタイプがもと。本当に、言語学習ってその人のオーダーメイドでやっていく必要があると思うし、なんならすべての学習がそうだ。AIに学習を教わる、そういう時代だと思う。教室で一斉授業を受けるのは、あまりにも非効率だし不幸なのではないだろうか。「学校」という場所は、もはや「学習のスペース」や「ペース配分のマネジメント」「身体の表現」「他者との共同(リアルワーク)」との場としていくべきなのでは…。これまでの関連レビュー2019.11.19 マンガでカンタン!中学英語は7日間でやり直せる。[ 澤井康佑 ]2020.04.23 海外ドラマで面白いほど英語が話せる超勉強法 [ 出口武頼 ]2020.10.09 フィンランド人はなぜ「学校教育」だけで英語が話せるのか [ 米崎里 ]2021.03.19 英語独習法 [ 今井むつみ ]2021.07.29 「超」英語独学法 [ 野口悠紀雄 ]2021.08.19 面倒くさがり屋の僕が3ヶ月で英語を話せるようになった唯一無二の方法 [ 須藤元気 ]↓ 「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです ↓