031.ぼく自身のノオト [ ヒュー・プレイサー ]
本のタイトル・作者ぼく自身のノオト [ ヒュー・プレイサー ]"NOTES TO MYSELF" by Hugh Prather引用ぼくの祈りはこうだ。ぼくは、なろうとするぼくになりたいし、やろうとすることをやりたい。ぼくがやりたくてやらねばならないこととは、自分自身と調和を保つこと。ぼくの望みは、自分のやることをやり、自分のやらないことをやってみようなどと思ったりしないこと。やることをやるだけだ。自分自身と歩調をそろえていくだけ、なろうとするぼくになるだけなのだ。感想2021年読書:031冊目おすすめ度:★★表紙に惹かれて読んでみた。(装画が、中田いくみさん。『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』の方だった。)はじめ、「芥川龍之介の『侏儒の言葉』みたいだな」と思ったのだけど、読み進めるごとに「いや、これはナルシストのTwitterじゃないか?」と思った。原著は1970年。日本語では1977年に発売。本書は、訳者によるリライト(再翻訳)。訳者あとがきによると、著者は1970年当時、32歳。書き手は無名で、学校のカウンセラーなどをやっていたそう。個人の日記の抜粋で、原文はページ数がなく、どこから読んでも良いようになっている。まずこの人が「誰?」という感じで、ウィキペディアで調べてもよく分からなかった。アメリカではなんかすごい有名な人っぽい。本書は、500万部以上を売り上げているらしい。ニューヨーク・タイムズの記事「Hugh Prather, Popular Self-Help Author, Dies at 72」を読むと(この方は2010年に72歳で亡くなっている)、こういう形式の本が当時斬新だったようだ。ふうん。「慣れないことをする時は、時間が長く感じる」、だから長く生きることが出来るんだ、とか、間違いは新しいことの経験なんだ、とか、ところどころ「へえ」と思うことがあり、おそらく読んでいると自分にぴったりの言葉がどこかに見つかると思う。↑「みたよ」「いいね」の代わりに押してもらえると、喜びます。