214.OKUDAIRA BASE [ 奥平 眞司 ]
本のタイトル・作者OKUDAIRA BASE 自分を楽しむ衣食住 25歳、東京、一人暮らし。月15万円で快適に暮らすアイデアとコツ [ 奥平 眞司 ]本の目次・あらすじ朝の時間・朝5時に始まるモーニングルーティン・気づいたら朝食に1時間半・ホームベーカリーで作ったパンを網でトースト・目玉焼きは、自作の陶製フライパンで・買い物は個人商店か、野菜の無人販売所などで・食後の片付けは自転車のメンテナンスと同じくらい楽しい・コーヒーを1杯淹れ、仕事スイッチを入れる・僕が規則正しい暮らしをする理由・フリーランス生活の1日ーユーチューバーの時間術ー・DIYで作るワーキングスペース・お金よりも時間を大切にしたい・憧れだった一人暮らし。進路変更の相談・和の朝食作りで、心と生活のリズムを整える・だしへのこだわり。だしとコーヒーは似ている・利尻昆布と僕の街の水・椀を手に持つたびに「きれいだなあ」と思う・土鍋で炊くちょっとの不便さが楽しい・卵焼きの思い出。一人暮らしに巻きすは必要?・子どもの頃から親しんできた、愛知県産の「しんしろ茶」・部屋に枝ものを飾る昼の時間・昼休みは12時から13時まで。仕事は17時で切り上げる・暮らし系ユーチューバーの仕事術・僕の仕事道具を紹介します・「YouTubeNextUp2019」で教わった動画制作の心得・憧れには遠いけれど、植物のある生活は楽しい・家事を細かく分けて好きになる・部屋作りの原点は、子どもの頃の秘密基地作り・キッチンの壁、テーブル、物置き台を自作・自分の中にぶれない軸を作りたい・僕がこの家に出合うまで・収納ボックスを二つ重ねて食卓に・物選びは暮らしの醍醐味であり、ライフデザインである・七つのフライパンを使いこなす・どの鍋もレギュラーメンバーです・吟味しているはずなのに、不用品が出てくる不思議・修理、手入れをして長く使い続ける・手作りのラック、ビンテージのハンガー、古着、機能性・休日は火曜日と水曜日と決めています・一人キャンプの魅力は「不便さ」・ベランダおやつとエスプレッソ・季節の手仕事、始めました夜の時間・ランニングと夕食作り、ときどき一人居酒屋・靴は7足。でもコレクションの趣味はありません・鍋にピザにスパゲッティ、煮付けに燻製も・我が家の夕食コレクション・器と料理。人生二度目の陶芸教室・僕のデザイン修業時代・「普通っていいな」25歳の誕生日の過ごし方・客人を手料理でもてなす。これ以上ない幸せ・オーブンがオープンする暮らしの会話・テレビを置かなくなった理由・奥平家のお正月・母とその友だち、弟とその彼女・大学生、一人暮らしの仕事と家計簿・デザイン専門学生、一人暮らしの仕事と家計簿・月15万円で、快適に暮らす・将来のこと、収入の不安、専業主夫、結婚・自分の欲望に忠実に。僕の夜遊び。・愛しの小倉トースト・トントントン、ザクッザクッ。暮らしの中の音楽・階上の住人と仲よくなる・包丁研ぎは、只今修行中・寝る前3時間は、間接照明で過ごす・台湾でちょっと暮らしてみたあとがきにかえて。この1年とこれからのこと引用暮らしとは、料理や掃除、洗濯や整理整頓など「やらなきゃいけないこと」です。でもその「やらなきゃいけないこと」を「楽しくて仕方がないこと」に変えることができるなら、毎日が、そして人生が楽しくなると思うのです。感想2020年読書:214冊目おすすめ度:★★★著者は、25歳独身男子。愛知県出身。大学卒業後、東京の専門学校に一人暮らしで通い、現在はフリーランス。月に15万円(奨学金返済15,000円を含む)で「楽しく、無理せず、頑張らない」をモットーにした丁寧で豊かな生活を送る、暮らし系YouTuber(OKUDAIRA BASE)。私、YouTubeをまったく見ないので、この方を存じ上げなかったのですが、チャンネル登録が25.6万人という人気YouTuber。それとデザインなどで生計を立ててらっしゃる。すごいな。「丁寧な暮らし」系で若い男性って少ないですよね。そういう雑誌も女性向けだし。家事が大好き、日々を慈しむ男子っていうだけで、珍しい。こういう新しい生き方に、心理的な抵抗を覚える自分に老いを感じる。YouTuber?誰もがそんなふうに生きていければ苦労しないよ、若い時はいいけどこれからどうするの?あー、最も自分が言いたくなかった台詞が脳裏をよぎる。別にいいじゃん、好きに生きれば。その人の人生なんだから。誰に迷惑かけるでなし。こうして「ああ、いいな」と暮らしを立ち止まる瞬間を与えてくれる。YouTuberを「エッセイスト」と置き換えたら、私には抵抗がない。そういうことなんだろうな。著書の内容はとても興味深かった。思わず目次をすべて書き写した。「めちゃくちゃ食べるな」「ずっとご飯作ってる」「すごい料理好きなんだな」「ピザとチーズケーキめっちゃ美味しそうやな」「お家の採光加減が素敵」。私には出来ないなあと思うけど、見ていたら「いいなあ」と思う。著者は元々は家事が嫌いだったそうで、そこからの分岐ルートが家事が嫌い→じゃあ嫌いを減らすには?→とにかく最低限にしよう(ミニマリスト)家事が嫌い→じゃあ好きを増やすには?→とにかく楽しもう(著者)みたいな感じがしました。私はその中間にいるかな。どちらも自分が楽しく生きて行けるならそれでいいと思うんだ。そして月にいくらあれば自分がご機嫌で生きて行けるか?というのって大事。私は月に10万円程度あれば最低限、楽しく生きていける。一人なら。質素で豊か。それじゃあ経済が回らない?そもそもそういう経済活動が間違っていたんじゃない?そんな気がしてくる。ベーシックインカムがあればな…!著者は、自身を暮らしマニア、暮らしオタクと呼ぶ。私も日常の研究をするのが大好き。ちょっと系統は違うけど(時短系)。世の中に毎日、こういう暮らしをしている人がいるというのは、いいものだ。何を大事にしたくて、何をないがしろにしているのか、気付かせてくれる。↑ランキングページに日々の呟きを毎日更新しています。「みたよ」「いいね」の代わりに押してもらえると、喜びます。