テーマ:本のある暮らし(3316)
カテゴリ:本・詩歌
【村上龍さんと春樹さんを比べてみる。】
といっても、 過去に読んだ本をならべて書いてみるだけですが^^; 読んだ本 ◆村上龍さん 『コインロッカー・ベイビーズ』(小説) 『半島を出よ』(小説) 『14才のハローワーク』(…辞典?) ◆村上春樹さん 『空飛び猫』(翻訳小説 原作:アーシュラ・K・ル・グゥィン) 『村上朝日堂』(エッセイ) 『TVピープル』(初期?の短編集) ※読もうとして開いてみたけど 読めなかった本、 もしくはわからなかった本 (私が10代だったから、という理由もあるかもしれない) 『ノルウェイの森』 『69』 ----------------- ◆村上龍さんの作品は とても攻撃的、 主人公がたたかうことで物語が紡がれていくイメージがある (あくまで2作品読んだうちの印象ですが) 一方『14才のハローワーク』は小説とは違って 「一人のおとなとして龍さんがこどもに伝えたいこと」が 形になった作品のように思う (同じくはまのゆかさんとのコンビで出来た『盾』も読んでみたい) 小説群と『ハローワーク』の違いを見ると まるで違う人の作品のように感じられる(私には)が それは『リング』の鈴木光司さんが家では家事が得意で優しくて賢いパパである ことに対して感じるギャップと似たようなことであるかもしれない ◆村上春樹さんは 「この人の小説を読もうとしてもなぜか読めない作家」さんだ。 さまざまな人が書く春樹論を読むと 「次の機会にはぜひ読もう!」と思えてくるのだが まだその時期が来ていないようだ。 ただ、『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』のもくじ(小説の舞台設定図のあるところ)を開いたら 既視感を感じた。 私の好きな小劇場劇団「劇団☆世界一団」の作品群と同じ匂いを感じたのだ。 舞台設定図の「匂い」の他に、 複数の物語が交差するところも共通している。 ウォーリー木下さん(上記劇団の脚本家さん)は 村上春樹が好きかしら。 この本を読んでみればわかると思うので、 読んでみたいと思う。 (ウォーリーさんのブログにトラックバックしてそれとなくお訊ねしようと思ったところ、 現在トラックバックは受け付けていないとのことだった。残念。) まとめ 機会がきたら読みたいと思う作品 村上龍『盾』 村上春樹『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』 トラックバック先 「コタツ出したよ」byほまれさん ついしん ほまれさん曰く >>とゆーか、たまたま苗字が同じなだけで とりたてて比較することもないのではないだろうか。<< ということで、 たしかにそうだとも思うのですが 世間一般でも比較されることの多いお二人。 書店でもどうしても隣同士のお二人。(あいうえお順の場合) この機会に並べて書いてみることにしました。 クラモトさんが書いている >>『この2人のどっちかは好きだけどどっちかは好きじゃない』<< という感覚について。(クラモトさんのオリジナル記事は現在捜索中) あえて選べば 私は村上龍さんの方が好き(=物語世界に入っていきやすい) ということになるだろうか。 ついしん おわり お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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