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2008/05/24
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カテゴリ:実践・活動
今回のボランティアは、農家の生活と同じような体験をするという事で、朝から日が暮れるまで農作業のお手伝いをさせて頂きました。


この地域は冬も早く11月までが農業の出来る期間のようで、やることは山ほどあります。


たった3日間でしたが、皇居ウォーキングやトレッキングなど役に立たないほど、
普段使わない筋肉も使い、少しネガが出てきそうな程疲れた感じでした!(笑)


これを毎日、日の出から日没まで作業されている高齢者の方などもいるので、本当に頭のさがる思いでした。


そんな農業の有難みを知った中での食事はまた格別で、ここで収穫された有機農法の玄米や野菜を使ったごくシンプルな味付けで、質素な食卓をみんなで囲みながら頂きました。


こちらのご夫婦ももうお肉は食べないそうで、小食・無添加が基本だそうで、自分たちの食べるものは、
外に頼らずなるべく栽培していくというスタイルです。


う~ん、加工品やお肉を食べない、こんなところにもこのご夫婦の浄化の一端が見え隠れしてきそうですね~。




このご夫婦の田舎暮らしのきっかけを聞いたところ、奥さんの方は国際ボランティアで海外支援の活動をされていたようで、

現地の人たちは日本人が思うような、モノがなくて苦労しているだとか、お金がなくて苦労しているんじゃないかというようなところがみじんもなく、

その生活で十分満足し、むしろ日本人よりも人生を楽しんでいると感じ、逆に日本人が生活を豊かにするために他国の環境を破壊し、

資源や労働を搾取している現状の方が大変なことなんじゃないかと思ったそうです。

そして帰国し、他国や自然環境に負担をかけず、消費社会から抜け出すために、まず自ら実践しようとこの地へ訪れ農業を始めたと仰っていました。


この実体験からくる言葉の重みと意志の強さに、しっかり今を感じ生きている、拡大視野、ハイヤーセルフさんとの強いつながりがあるのかなぁなんて、そんな風に感じました。



そして、ここの場所はダムより上流にあるため、排水も汚さないよう、自然派石鹸の洗剤やシャンプーなどをなるべく少量で使用し、

ご飯を食べた後も、お茶碗にお茶を注ぎ、たくあんでお皿の汚れをお茶で取りながら最後まで食を頂き、極力洗い物を増やさないようしていました。

こちらのNPOが企画している食育のイベントにもあるようで、江戸から続く普通の文化だそうです。


もちろん部屋にはゴミ箱やティッシュもなく、鼻をかむのも紙を使わず、手拭いで鼻をかんだりする徹底ぶりには感心しました。

出したごみも各自持ち帰りが基本です。まるで登山のような感覚…!(当たり前のことですが…)



また、畑を掘り起こしていて、出てきたいも虫もそっと土の中へ返す心遣いや、
至る所にそういったこまやかな自然や環境への配慮が普通に身についているところは、素晴らしいです。

そして、農業をしていても環境を破壊するとこの方は仰います。

もちろん、自然に手を加えて作物を育てるので、生態系を変えてしまう事だけでなく、

農薬などを使わないしても大量生産する農業は、何かしら資材を使用したり、トラクターなど機械も使用しなくていけないと言います。


これが皆自給自足をはじめたなら、そんな大それた機械や資材も必要なく、もっと地球に負担をかけずに済むとも仰っていました。


この言葉、どこかで聞いたことがあるような…、そう、確か黎明さんの過去の記事にも書かれていたようなことがこんなところで聴くことができました。



またこの地域は、水資源も豊富で、この温泉施設の傍にも川が流れており、その水流を利用して水車を回し発電するシステムがあるのですが、
水利権が国にあるようで稼働まではしていないそうです。


水車発電.jpg



まだまだすべてを自分で賄うにも、現実的な制約がいろいろありそうです。



このような田舎での農業体験を通じ、都会ではまだまだする事はたくさんあるし、都会の人こそもっとコンパクトに生活していかなくてはと改めて感じました。

村のお年寄りの方々もとても柔和で、普通に笑顔であいさつを交わし合い、お互い様・おすそわけの精神が当たり前で、
都会の人との違いもはっきり感じました。山に囲まれたある意味孤立した集落であるため、協力するのが当たり前なんでしょうね。

ただその一方で、このような厳しい環境の中で高齢の方が住んでいくのはかなり大変ですし、都市から離れている分、食料以外の生活物資の調達や銀行・郵便、病院など何十分かかけて山を降りていかなければならず、移動は車・バスしかありません。

排気ガスの問題などもあるし、過疎や耕作放棄地も自然に還るという意味では、そっとして置くのも一つの策なのかなぁなんて思ったりしました。

たとえば、高地でなければ生活できないような環境変化があれば別でしょうが…。


これからは環境に負荷を与えないような、コンパクトな街や地域づくりも必要なのかもとも思いました。

多分、そういったエネルギー・生活全般の自給自足のモデル地区もそのうち立ち上がってくるのではないでしょうか。



静かに田舎が熱い!新しい未来の芽はすでに動いている、そんな風に感じました。


そして、私もその一端を担えたらと面白いかも思いました。



お花.jpg






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Last updated  2008/05/24 02:19:15 PM
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