カテゴリ:しまね旅
きのうはずっと楽しみにしてた
「院展」へいってきました。 思えばここ2年、この時期に仕事が忙しく 気持ちがそっちへいかなくて・・・ ああ、ようやく今年は行けた 再興第106回院展 HPはこちら 「院展」とは、この国最高峰の 日本画の公募展覧会ですが じつは島根でも移動展をやってるのです! 会場は、島根の山奥にある私設美術館 今井美術館 ちかくのJR三江線が廃線になったので もはや公共の交通手段でいくことは だいぶ困難な辺境の地にあります。 (会期中は土曜だけ江津駅から臨時バスあり) 例年は住民が露店だしたりして このあたり、美術館にあるまじき お祭り騒ぎになるのですが (まあそういうのも含めて ここののどかさで嫌いじゃないですけど) コロナの影響もあってか 静まり返り、静かに鑑賞することができました。 田舎に住むものにとって 「今」の日本画家の作品が 鑑賞できる、非常に貴重な機会で 私がすごく大事に思ってる展覧会です。 大賞作品ももちろん素晴らしかったですが 個人的には「奨励賞」の作品が どれもよかったなあ。 作家さんたちのコメントに 「コロナ禍」について触れてるかたが多く 繊細な芸術家さんの心にも 暗い影を落としてしまったのだなあと しみじみ。 (上から岩絵の具、膠、金箔や銀泥) ヲタクで恐縮なんですけども、 アニメ「パリピ孔明」観てて、 音楽=受け手がいてこそ、具現化する けど、 絵画=ひとりで勝手に描いても具現化する って思ってたんですが 違ったわ。 絵画を通じて鑑賞者が、 作者と語り合うこの瞬間こそ はじめて作者の想いが成就するのだなあ。 超絶技巧、丁寧な筆致で描かれる 生命への賛歌、畏怖・・ とても心地よかったです。 「院展」の移動展 お近くで開催のさいは 是非足をおはこびくださいね。 ■本日もご訪問ありがとうございました■ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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