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テーマ:福祉医療関係(1061)
カテゴリ:介護
もう、残りがないのに、デラめは、うたた寝をして、(三時間も!)
起きて、応援ポチ旅を終えたらもう、29日・・・・ 介護ブログ故に、書いておかねばならない事・・・が有りました。 お断りしておきますが・・・重いですよ~~ 人は、食べられなくなると、点滴(輸液)で、栄養と水分(電解質等)を補給します。 でも、高齢者は、血管も、硬くて細いために、長時間は続かなくなります。 あちらがダメならこちらの血管・・・それも、最後には刺せるところがなくなります。 普通この辺りで、医師から、どこまでの治療を希望するか聞かれます。 点滴の次は、鼻からチューブで、栄養を入れる方法・・・これは、本人も痛く、殆どの場合、肺炎などの感染症をおこします。 そして、中心静脈から、高濃度栄養を入れる方法・・・鎖骨や、足の付け根から、太い針で、高濃度の点滴をします。 これは、毎日三度、血糖値を調べつつ、インスリン等で、血糖値のコントロールをします。この場合、針を刺した部分からの、細菌感染で、死につながる敗血症という怖い感染症が高確率で起こります。 胃ろう、腸ろうなど、 胃や、腸に、穴を開けて、チューブで、直接栄養を入れる方法など、経口摂取できなくなった場合の選択はいくつかありますが、予後は決して、良くありません・・・ 最後に人口呼吸器の装着。 昔は、食べられなくなったら、自然に死へと近づいたのですが、今の医療は、人を様々な方法で、生きながらえさせる事ができます。 母の時・・・中心静脈カテーテルの方法までと決めていました。 実際、点滴までで、打ち切る事は、心情的に難しいものです。 でも、昨夜も長時間、ネットで医師のページを読みふけっておりましたら、こんな意見が書かれていました。 「どれを、選択すべきか・・本来、それを決めるのは本人だが、その時には、本人は決められない状態にある訳で、家族が決める事になる。・・・医師として、どの方法も、感染症などの、かなりの苦しみを与える場合を見るにつけ、その度に悩む。・・これで、良かったのだろうかと・・・」 診療報酬の高い、延命治療よりも、患者の苦しみという視点から物言うこの医師は・・・ 何故か、感動した。 「自分だったら、どうして欲しいか・・・を基準に、家族間でそうなる前に話し合い、決めておきましょう・・」 そう結んであった。 私の母も、呼吸器は絶対に付けないと決めていたが、胃ろうはかなり勧められた・・・ しかし、多くの胃ろうの患者さんたちの様子を見ていて、又、自分なりに色々と調べた結果、医師の説明ほど、予後が良いわけでないことを知っていた。 鼻からチューブを入れる事も拒否・・・それは母との約束・・・ 今回、父が、入院し、点滴を受けていた時も、父のベッドの横で、その事を考えていた。 生きていて欲しい・・・でも、苦しませたくはない・・・ 父には、中心静脈カテーテルは・・しない・・・ 母も多くの場合の一人となり、敗血症を二度起し、かなり苦しい思いをさせてしまった・・ 人は、生きる権利とともに、安らかに人間らしく死ぬ権利も有る。 高齢者を抱える家族にとって、選択を迫られるのは、明日かもしれない・・・ ブログも大切だが、肝心な事に目をそむける事なく、現実問題として、終末医療をどこまでするか・・・結論を出すのに充分な時間がある間に、ご家族で、とことん、話し合って決めておかれる事をお勧めする。 家族を守るという事・・・ それは、「どう、終わらせてあげるか・・・」も含んでの問題です。 楽しい内容のブログでありたかったけれど、介護ブログですから、皆さんにも考えておいて頂きたく、敢えて・・・の内容です。 人はいつか・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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