あーあ。接待に借り出された。行きたくないなぁ･･･　
メンバーの中に女性が2名いるからと、ワケのわからない理由である。
【Ｒ】は高層ビルの上層階にあるお店。個室からはキレイな夜景が見えた。
先方の指定だそうである。何様なの？　コレを聞かされた時点で、既にいやな予感はした。
料理はコースだが、大皿ではなく、一人前のお皿で出てきた。お品書きによると10品。
フカヒレ・伊勢海老など、高級食材がズラリと書いてあった。あとで聞いてビックリのお値段だよ！
アルコールの消費量も甚だしい。次から次へと注文してるゾ。最終的にいくらになるのか･･･？
メニューの詳細は省くけれども、相手は何を食べても異常に満足していた。相当のグルメ連中のようだが、
私は･･･？？？　そんなに感動しないのよ。どーせ庶民の口には合わないのよ。
しかも量が多くて、出てくるペースも遅いし、最後の炒飯・デザートには全く手が出なかった。
ってゆーかぁ、話題がさぁ、下品なのよ～　「飲む・打つ・買う」の話ばかりで、
女性がいようがまるでお構いなし。でも向こうの女性は慣れているのか話を合わせて盛り上がっている。
こっちは食欲も減退しますわ。お店に罪はないと思うが、きっと好きな人と食べればおいしいに違いない。
あーもー早く帰りたーい。つまんなーい。必然的に口数が少ない私。
支店長は心得たもの、話題にしっかり食いつき、相手のツボをくすぐり、上機嫌にさせる。
相手に『さすが支店長になっただけのことはある！』と言わしめた。
終わったのが23時近く。見送ったあと、思わず支店長に『ナンなんですか、アイツらは！』と吐き捨てた。
とにかくムカつくのよっ！　『まーまー。年に2回のことだから。』　ナニ？　またあるのか？
『次は絶対に行きませんからねっ！』　1人でプリプリ怒ってました。しばらく引きずりそうだよっ。