テーマ:暮らしを楽しむ(388302)
カテゴリ:毎日のつれずれなること
六月に入りましたね こちらではもう3日間も、雨模様の寒い日が続いております。 寒くて、家の中で縮こまって、 読書やら、レース編み三昧 この本は図書館で、表紙の絵に惹かれて借りてきましたが、 すっかり、宇江佐真理さんの時代小説にはまってしまいました。 最初に読んだのは「恋いちもんめ] ストーリーは江戸・両国広小路―年頃を迎えた水茶屋「明石屋」の娘・お初の前に、現れた若い男。彼女の見合相手と身を明かす青物屋「八百清」の跡取り息子・栄蔵に、お初が淡い恋心を抱き始めた矢先、事件は起こった…。次々と湧き上がる運命のいたずらに翻弄される二人。純愛の行き着く先は~~~~ 江戸の下町情緒や忘れていた言葉遊びががたっぷり描かれていて、時代小説も良いな~と感じました。 最近使わなくなりましたが、 「畏れ入谷の鬼子母神」「屁の河童」とか「合点、承知之助」「百も承知、二百も合点」等々たくさん出てきて嬉しくなりました。 これらも死語になりつつあるのでしょうね 一番のお勧めはこちら「卵のふわふわ」 卵のふわふわ 八丁掘の奉行所のお役人の生一郎に嫁いだおのぶ。舅、姑とはうまく行くのに、夫とはなかなかそりが合わずに、実家に出戻ってしまうのだが・・・・・ 食いしん坊の、舅との食べ物談義がほのぼのとして、なかなか良いのよ~ おいしそうな食べ物も次々と出てきて、それらが物語の山椒のような役目をしているのです。 秘伝・黄身返し卵~淡雪豆腐~水雑炊~心太~卵のふわふわ~ちょろぎで終わっています。 題名の卵のふわふわを夫と食べたことがきっかけでよりが~? 卵のふわふわの作り方が気になりませんか~? なんでもない作り方で、さも無い食べ物なのですが、とてもおいしそうで作って見たくなりました~。 中に書いてあった作り方はを『鰹節のだしを使い、しょうゆ味の勝ったすまし汁に仕立てる。小鍋にすまし汁を煮立たせ、砂糖をほんのすこしいれた卵をよくかき混ぜ、鍋のふちからいっきに落とし込んで蓋をする。 ゆっくり十数えてでき上がり。椀によそい、あれば胡椒掛けて食べる』と 一人分づつ小鍋を使って作り、ふんわり膨らんだところをすかさず頂くのがコツのようですよ 江戸時代卵は貴重品で、病人へのご馳走だった様です。 つい最近までそうでしたよね~~~ 当時から、普段に胡椒を使っていたのもびっくり! もっとも、おのぶの家には無いので七味を使っていましたが。 今なら簡単そうにみえますが、当時は鰹節を引き出しの付いたかんなで掻くことから始めて、火鉢に炭を足して火をおこしてやっとなべを掛けられるのです それに比べて、今の家事のなんと楽になったことでしょう! こんな大事な手間を忘れてしまったおかげで、今の食生活のなんと貧しいことか 何か大切なものがどんどん失われていっているような気がしてならないのですが。。。。 話がそれてしまいましたが、『卵のふわふわ』ほんとうにお勧め本です!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[毎日のつれずれなること] カテゴリの最新記事
|
|