番長・・・運動会
今日は番長の小学校最後の運動会でした。数日前から『出たくな~い!強化練習会に行く~っ!』と母の言うことを全く聞かない番長でたが、前日Aちゃんママに気合を注入され、しぶしぶながら当日を迎え・・・・。 なぜだか解かりました。番長の青組帽子はちっちゃくて顔がはみ出ているし・・・鏡の前でナニやら秘策を練って30分やっとしたくが出来た様子。前から帽子がちっちゃいと言っていたのですがとりあえずかぶれる範囲なので放っておいたんですよね~。まあ、そんなことはさておき、番長はいつもと変わらず、しっかり朝ごはんを頂いて出て行きました。 番長の話だと、青組はリレーの練習でまだ一度も勝っていないらしい。イコール優勝から程遠い・・・ということが『行きたくない』理由のようです。負けん気の強い番長の事ですから気持ちは解かりますよ。でも運動会の目的というか目指す所は優勝だけではないはずです。みんなが同じ目標に向かって一つになる事でもあるはずなんです。最初から諦めていたんじゃ始まらない事、逃げないこと、そこから生まれる物に気づいて欲しいじゃないですか・・・親としては・・・。 そんな母の気持ちなんか知らずに番長はトリの高学年リレーをアンカーの一つ前に走りました。運の悪いことに番長の前のふたりはふたりとも転んでしまい、ビリでバトンが番長の手に・・・。 番長が走るときの顔が怖いと、友達の間で言われている事を前から聞いていましたが、今日それを確かめる事ができました。カモシカのような足・・・ではなく、ヒグマかツキノワグマか?という体格で、颯爽と・・・ではなく、どすどす地面を蹴る地響きが聞こえそうな位の勢いで想像を超えた速さで走る番長は今日一番輝いていました。もちろん顔は友達が言うように、半端なく怖くて、『ウチの娘です』とは言えませんでしたが・・・。それにここまで離れてしまうと簡単に前の走者との差は縮まりはしませんってええっ!!激速!一周近い差が、前とあと10mという所まで縮まり 歓声を浴びてました。あの体型からあの走りは誰も想像出来ない。ギャップが凄過ぎます。(先生から横浜市体育大会の参加を打診されていたのに柔道強化選手の練習の方が大事だと親に内緒で2回も断っていたらしいです。) 番長は夜、一人でそのビデオを見ながらご満悦の様子で『知らないおばさんに、あんた早かったね~って言われたぁ~。やっぱりオレって天才!』 だれか山に帰してきてくださ~いっ!