バツイチ独り身で両親も去り、身軽さと寂しさの狭間。世の中随分と変わっちまった…

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• 奪われる子　国際離婚の陰で（上）

  異なる親権制･･･ハーグ条約未加盟の壁　連れ帰ると誘拐犯東京新聞　朝刊　１０年１月１０日◆２００６年夏、米国東南部ノースカロライナ州の空港。見送りに来た１４歳の長女は別れる間際、「一緒に日本に帰る」と泣き叫びながら渡辺美穂さん（４９）に駆け寄ろうとした。だが、米国人の元夫に腕ずくで阻まれた。それ以来、渡辺さんは長女に会えないままでいる。米兵だった元夫とは神奈川県座間市で知り合い、１９８９年に国際結婚した。元夫はすぐに渡辺さんに暴力を振るうようになった。結婚生活をやり直すため米国で暮らし始めたが、暴力はやまず、元夫は渡辺さんへの傷害容疑で逮捕された。渡辺さんと長女は避難施設に一時身を寄せ、９５年に日本に戻った。　帰国後に離婚。しばらくして、元夫は長女との面会を求めるようになった。熱意に負けて０５年夏、中学生になった長女に往復航空券を持たせ、米国に一人で送り出した。元夫は長女を空港で出迎え、そのまま消息を絶った。家を引っ越し、居場所すら分からなくなった。外務省を通じて捜索を頼んでも手掛かりすら得られなかった。　「今、お父さんといるの」。長女から突然電話があったのは一年を過ぎたころ。長女は元夫と暮らし、地元の中学に通っていた。「お父さんから電話したらダメだって言われていたの」連れ戻すために大急ぎで渡米した渡辺さんは、元夫から驚くべきことを聞かされた。「娘を日本に連れて帰ると誘拐犯になるよ」　渡辺さんは、離婚時には一方の親が親権を持つ単独親権制の日本で離婚届を出し、自分が親権者だと思っていた。だが、離婚後も双方に親権がある共同親権制の米国で、元夫は離婚手続きの時か、どこかの時点で自分だけを親権者と指定していた。　国際結婚が破局した場合、子どもの争奪トラブルを防ぐためのルールとして「ハーグ条約」がある。米国は加盟しているが、日本はしておらず、加盟国同士で行われる離婚手続きの相互承認ができない。　元夫に無断で長女とともに帰れば、米当局から誘拐犯として指名手配される身になる。そうなれば米国にも行けなくなる。「長女を米国に行かせたのが間違いだった」。渡辺さんは悔やみながら、一人で日本に戻るしかなかった。◆日本人の元妻が連れ帰った長男（８）に会いたくて来日し、「犯罪者」になったスペイン人の男性がいる。　マドリード在住の会社員ホセ・カルチョさん（５１）は昨年６月、埼玉県に住む元妻の家を訪ねた。面会はかなわず、思い余った末、向いの家の塀に「パパは来たよ。パパを忘れないで」と赤いペンキのスプレーで書いてしまった。　器物損壊容疑で警察に逮捕され、罰金１２万円を払って釈放された。警察では「二度と日本には来ません」という念書への署名も迫られた。元妻が「彼を家に近づけないで」と届けていたからだ。　スペインに戻り、昨年１１月に再来日したが、元妻の家の近くまで行くのが精いっぱいだった。「家の近くを歩いているだけでも、捕まるかも…。もう息子には会えないのか」。ホセさんの目が潤んだ。◇国際結婚の破綻（はたん）と同時に、国境をまたいで始まる子の争奪。ハーグ条約に加盟する欧米各国から今、日本に加盟を求める声が高まっている。子と引き離された親たちの苦悩を通じ、条約加盟の是非を考える。（この企画は佐藤直子が担当します）＜ハーグ条約＞　国際結婚が破綻した場合、子の帰属の民事的解決のために結ばれた条約。離婚した親の双方が共同で親権を持ち、子と同居しない場合は面会権がある。一方の親が面会権を確定させないまま居住国から子を母国に連れ帰った場合、子を連れ出された親が返還を申し立てると、相手方の国の政府は元の居住国に帰す協力義務を負う。　欧米など約８０カ国が加盟。主要８カ国のうち未加盟は日本とロシア。条約には離婚後も双方が共同養育するという考え方があり、単独親権となる日本は批准が難しい。国連子どもの権利委員会は日本に批准を勧告している。

  2010.01.10

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• 絵文字メールで「辞める」にあ然

  朝日新聞　声　１０年１月７日喫茶店経営　男性（東京都）　学生時代のアルバイト体験から、念願だった喫茶店の仕事を、脱サラしてやっと始めることが出来て半年。スタッフのシフト作りをしていて、最近の大学生の無責任さに振り回されています。　採用の連絡のために何度電話しても出なかったり、勤務の意思を確認して、同意のうえで勤務時間を決めても、初日から無断欠勤。何度もそれを繰り返したあげく、連絡がつかなかったり、といった具合です。　つい最近も、突然「仕事がつまらなくなりました。モチベーション（やる気）を維持できないので辞めさせてください」と、それも絵文字つきのメールで言ってくる始末。　同業の経営者に聞いても事情は同じだそうです。若者の就職難が言われていますが、求人に応募してくる彼らの多くに、仕事に対する責任感というものが感じられないのではないでしょうか。だとすれば、何社受けても採用が決まらないというのは分かる気がします。　彼らの将来と、この国の将来を危ぶまずにいられません。

  2010.01.07

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• 勇気を出し実母と再会

  東京新聞　投稿欄　０９．１２．３１杉並区　会社員　女性（５０）　父が協議離婚したため、五歳の時から離れて暮らしていた実母と今年１月、再会しました。育ての母が亡くなったので会いたいと思ったのでした。　七十二歳で五十歳の娘と会うのはどんな気持ちなのか計りしれません。けれど喜んでくれました。私の額をじっと見ているので「シワが・・」と気にしていると、「別れる前に台の上から落ちて額を切っちゃって。あとになっていなくて良かった」と言うのでした。　それから定期的に会っていますが、五歳以前の、いろいろ楽しかったことを少しずつ思い出しています。　勇気を出し連絡をとって良かった。これからもいい関係を保っていきたいと思います。お母さん、会ってくれてありがとう。

  2010.01.01

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• 虐待者の親権制限へ　法務省・子の保護を優先

  朝日新聞　朝刊　０９年１２月３１日　親による子の虐待を防ぐための手だてを検討してきた法務省設置の研究会が、民法に規定された「親権」を制限する必要性があるとの報告書を年明けにまとめることがわかった。法務省はその内容を受けて、親権を一時的に停止できるようにする民法改正の準備を進める方針。最終的には千葉景子法相が、厚生労働省との協議を踏まえて改正の可否を判断することになる。　現在でも、児童相談所などが虐待された子を親から引き離して保護している場合、教育や監護の権限は保護している施設の長に与えられる。ただ、親権は親に残るため、親権を理由に自宅に連れ帰ったり、学校を辞めさせたりする親がいる。民放には、真剣を奪う「親権損失」の仕組みがあるが、戸籍に記録が残るなど、その後の親子関係の修復に弊害があり、虐待防止に取り組む現場では「使いにくい」との不満が強かった。　法務省は今年６月、民法学者など専門家による「児童虐待防止のための親権制度研究会」（座長＝大村敦志･東大大学院教授）を設置。厚労省、最高裁の担当者も交えて議論してきた。虐待を受けた子を保護している間、施設長らの判断を親より優先することが明らかになるよう親権を制限する必要性について合意。民法上で制限する規定を設けた場合の課題も整理した。報告書には、厚労省が所管する児童福祉法、児童虐待防止法上の問題点も盛り込む。　一時的に親権が停止できれば、親が反対しても、施設長や他の親族の判断でこの希望通りに進学先を選んだり、適切な医療を受けさせたりできるようになることが期待される。民法を改正する場合、早ければ来年２月の法制審議会に諮問し、２０１１年の通常国会に改正案を提出することになる。（延与光貞）

  2009.12.31

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• 子の連れ去りとハーグ条約

  ＮＨＫ　視点・論点　０９．１２．２４棚村政行氏（弁護士・早稲田大学教授）による論説です。下記you tubeサイトで１０分間の視聴ができます。http://www.youtube.com/watch?v=Wspojru2Ctw&feature=player_embedded

  2009.12.24

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• 日仏カップル破綻後の子供の日本への連れ帰りの問題

  在仏日本商工会議所ＨＰ　法律コラム　０９年１２月２２日　　国際的な子の奪取の民事面に関するハーグ条約との関連　国際的な子の奪取の民事面に関するハーグ条約(Convention sur les aspects civils de l'enle`vement international d'enfants、1980年)によると、一方の親が親権を持つ他方の親に無断で子供を条約加盟国から他の条約加盟国である外国に連れ出した場合、条約加盟国は子供を元の居住国に戻す義務を負います。　グローバル化に伴い、日本人とフランス人との間の国際結婚が大幅に増加する中、離婚するカップルの数も増加し、我々の離婚事件の経験によると、日仏カップルの9割以上がフランス人男性と日本人女性の場合であり、大多数の離婚した日本女性は、子供と一緒に日本への帰国を希望します。　フランスでは2002年以降、両親の共同行使が原則となっています（民法372条）。従って、離婚後も、子供に対する親権は父母の両方が行使します。　親権の行使方法は、協議離婚では離婚協議書の中で夫婦が自ら決定し、訴訟離婚では裁判官により双方の利害関係を考慮して決定されます。　父母どちらかが子供と一緒に居住する監護権(droit de garde)を行使し、監護権を与えられない親が子供と親子関係を保つことができるように、定期的な子供の訪問、面会権(droit de visite et d’he´bergement)が与えられます。監護権を与えられた親は、他方の親の了解なしに子供の教育の方針を決定することはできず、また引越をして住所が変わるような場合にも、必ず他方の親に引越先の住所を遅滞なく連絡する義務があります(民法373-2条)。　フランスにおいても、日本の場合と同じく、一般には子供、特に幼児の監護権は母親に与えられます。しかし、日仏カップルの訴訟離婚のケースにおける我々の経験では、フランスの裁判官は一般的に、日仏両国籍を持つフランスで生まれ育った子供の教育は、フランスにおいてフランス語を使用するフランス文化の中で続けるのが一番子供の利益となる考える傾向があり、フランス人の父親に子供の監護権を与え、日本人の母親が離婚後子供と共に日本に帰る事を多くの場合認めません。　従って、日本人の母親は、離婚後子供と一緒に暮らせなくなるだけでなく、子供に会うためには、自費でフランスまで来なくてはいけなくなります。　こうした事情から、離婚後、また離婚前でもさまざまな理由により、フランス人の父親に無断で子供をつれて日本に帰る日本人の母親が増えています。その結果、最近フランスを含めたハーグ条約締結国から日本が同条約を一刻も早く批准するべきとの要請が強まっています。　フランスでは、ハーグ条約批准以降、親が、親権を持つ他方の親に無断で子供を海外に連れ出す行為を国際幼児誘拐罪として最高3年の禁固刑及び45000ユーロの罰金に処しています(刑法227-7条、227-9条)。フランスの裁判所で有罪判決が出れば、国際刑事警察機構(インターポール)から国際指名手配状が発行され、世界中捜索されます。　しかし現在日本は同条約を批准していないため、日本人の母親が父親に無断で子供を日本に連れ帰った場合、日本政府は子供の居場所を発見し、子供をフランスに返還する義務がありません。フランス裁判所の幼児引渡し判決が日本で強制執行されるためには執行判決が必要であり、日本の裁判所は執行判決の付与を拒否することができます。　また、近年の日本の判例では、親権者指定の国際裁判管轄を子供の居住国の裁判所に認めています。従って、日本人の母親が離婚前に子供を連れて日本に帰り、日本で親権者指定訴訟を起こした場合、日本の裁判所は国際裁判管轄権を認め、たとえフランス人の父親がフランスで同様の訴訟を起こして裁判所から子供の監護権を与えられても、その判決は日本で強制執行することはできません。　日本では離婚後、父母のどちらかに親権が与えられますが(日本民法819条)、多くの場合、離婚後は子供と暮らす監護権のある母親が単独で親権を有し、父親には例え面会権が認められても、監護権を有する母親が拒否する場合には実行できないのが現実です。　フランスでは離婚後においても、子供が両親との密接な親子関係を維持することが、子供の利益であるとして保護するのに反して、日本においては、離婚後は子供は新しい家庭に統合されるべきであり、離婚した父親とのコンタクトはこのような子供の統合に反するといった意識もあるようで、監護権を有する母親が父親の子供への面会を拒否あるいは制限することに、非常に寛容であるように思われます。　日本が近い将来ハーグ条約を批准した場合、この条約に基づいて子供の親権、監護権を主張する父親は、日本の警察権力を使用して子供を連れ戻せるが、日本国内での離婚した父親には同様な保護は全く無いという不平等な結果とならざるを得ません。　他方、ハーグ条約批准によって、外国の父親の権利行使を目の当たりにすることによって、日本においても離婚後にも子供の利益のために親子関係を継続させるべきであるとの意識が強まり、ひいては離婚後の父親の面会権を保証することに寄与するのではないかとも思われます。CCIJF　アドバイザリーボード橋本明弁護士事務所弁護士　橋本　明

  2009.12.22

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• 天声人語

  朝日新聞　朝刊　０９年１２月２０日　昭和も半ばまで、女の子は大抵「○子」だった。この習いを破ったのが明美である。明治安田生命によると、１９５７（昭和３２）年生まれで１０傑に入り、６５年に首位となった。真由美、由美、直美が続き、「○美」がひと時代を築く。　名は世に連れ、世は名に連れ。７３年に千昌夫さんが歌った「アケミという名で十八で」（西沢爽作詞、遠藤実作曲）の女性も、明美が広まる頃の生まれとなる。以後、愛や美咲の天下を経て、ここ１０年ほどは百花繚乱だ。　ベネッセコーポレーションが０９年生まれの名を調べたところ、女の子は凛、さくら、陽菜。男の子は大翔（ひろと）、翔太、蓮（れん）の順だった。男児は元気、女児は優しさを願っての命名が多いという。　目新しい名前も、秀作であれば盛んに使われて普通になる。わが子を同世代に埋没させまいというのか、七音（どれみ）、一二三（わるつ）、騎士（ないと）など、謎かけのような工夫が話題を呼んだこともあった。思いがこもり、個性的かつ簡明な一つを選ぶのは楽ではない。　東京で見た声欄に、埼玉県の森まりもさん（１７）の投書があった。逆から読んでも「もりまりも」で、小学生時代には面白がられたそうだ。母親に尋ねたら「回文を狙っていた」とのこと。今は愛着がわき、自己紹介でも触れるが、名づけは背負う子のことを考えてと訴える。　まりもさんの言う通り、姓は変わっても名は一生だ。後々、持ち主に笑顔で説明できる作でありたい。それを笑顔で聞ければ、すなわち良い名前と言うことだろう。親心が並ぶランキングを眺めながら、どの子にも幸あれと願う。

  2009.12.20

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• 国際結婚　娘と日本で会えず

  読売新聞　多摩版　記者ノート２００９　０９．１２．１７　イラン人男性と結婚し、長女をもうけた日野市の順子さん（５４）（仮名）に初めて会ったのは８月。離婚が原因で実子と会えない親などが、親権のある親と平等に子育てに参加できる制度の確立を求めて発足した市民団体「ｋネット・共同親権運動ネットワーク」（国立市）を取材した時だった。私の父がパキスタン人、母が日本人ということもあり、親しみを感じた。　携帯電話の画面には、まだあどけない表情の女の子が写っているが、３年ほど一緒に暮らしていない。２００２年、母国語を覚えさせることを理由に、夫は娘をイランに連れて帰った。夫自身はすぐに戻ったが、当時４歳だった娘を両親のもとに残してきた。夫が再び帰国した０４年には、イランで２年ほど娘と暮らしたが、言葉の問題などのストレスから、一人で戻る決断をした。　今も国際電話をかけて１２歳になった娘とペルシャ語で会話をしているが、順子さんによると、イランでは子どもが国外に出かける際は親の許可が必要なので、日本で娘に会うことはできない。　「娘がイランに行くのを止めることができたのではないか」。何年も自身に語りかけてきたであろう言葉を投げかけられ、私は返事に詰まった。　こうした問題が起きる原因として、日本が「国際的な子の奪取の民事面に関するハーグ条約」に加盟していないことが大きい。国際結婚した夫婦で、一方の親が子どもを勝手に母国に連れ帰った場合、子どもを元の居住国に戻して解決を図る内容の条約で、欧米など約８０か国が加盟している。日本もイランも加盟していないので、日本だけ加盟しても順子さんのケースは解決にはつながらない。しかし、「離婚した後も子どもに会えるような法体系を国内で整備し、国際的にはハーグ条約に加盟することが重要」と考え、ｋネットに参加した。　順子さんは「あなたの顔を見たとき、娘の将来の姿を思い浮かべた」と語った。もしかしたら私自身にも起こったかもしれないと思うと、他人事とは思えず、胸が痛む。　国外で暮らす実子に長年面会できないと、お互いの価値観や考え方にずれが生じてしまう恐れもある。日本政府は、この問題に真剣に向き合ってほしい。（バッティー・アイシャ）

  2009.12.17

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• ハーグ条約って何を決めてるの？

  朝日新聞　朝刊　ニュースがわからん！　０９年１２月１５日離婚後連れ去られた子は元の国に帰すルールコブク郎　国際結婚で離婚した夫婦の一方が、子どもを自国に連れ去ってトラブルになるケースが多いらしいね。そういう記事で「ハーグ条約」ってよく見るけど？Ａ　正式には「国際的な子の奪取の民事面に関する条約」。オランダのハーグ国際私法会議で１９８０年に採択されたから「ハーグ条約」と呼ばれる。世界８１カ国が加盟していて、主要７カ国（Ｇ７）で入っていないのは日本だけ。欧米諸国から条約加盟を求められているんだ。コ　入るとどうなるの？Ａ　加盟国間で、一方の親が勝手に子どもを母国に連れ帰った場合、連れ去られた親が申し立てをすれば、最終的にどちらの親が面倒見るべきかという問題と切り離して、まずは子を元いた国に戻すことになる。両親が別れても、子どもにとってはどちらも親。だから片方の親が勝手に子の生活環境を変え、一方の親と会えなくするのは子の利益に反するという発想に立っている。欧米では、離婚後も両親が共同で親権を持つ国が多いから、一方的な連れ去りへの批判が強いんだ。コ　連れ去りはどのぐらい起きているのかな。Ａ　正確な統計はないが、外務省によると、この１０月時点で外国政府から伝えられた「奪取」件数は▽米７３件▽英３３件▽カナダ３３件▽仏２６件。国際結婚の増加でトラブルも増えているようだね。９月には福岡県で米国人の元夫が、日本人の元妻と一緒に帰国した２人の子を連れ去ろうとした疑いで逮捕された。コ　やはり勝手に連れ帰るのはよくないんじゃないの。条約に入るべきだよ。Ａ　ところが、夫からのＤＶ（家庭内暴力）の被害者らに反対論も強い。外国人の夫と日本人の妻のトラブルが生じた時、強制的に子を戻す仕組みを作ることには、千葉景子法相も「ＤＶ被害者が心配している」と慎重だ。それに日本は一方の親に親権を与える「単独親権制」で、母親が子を引き取るのが自然という考え方が強いことも加盟に消極的になる一因かも。コ　政府はどうするの？Ａ　外務省や法務省が検討しているけど、問題点を整理し切れていない感じだね。まずは実態を把握し、加盟国のメリットや国内の制度との関係を整理しておくべきじゃないかな。（延与光貞）

  2009.12.15

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• 子ども戻せないとは…親との面会は権利　　国際結婚『国外連れ去り』考

  東京新聞　　朝刊　　０９年１２月４日 国際結婚した父母の一方が無断で子どもを連れ去った場合の手続きを定めた「ハーグ条約」への加盟や国内法整備について考えるシンポジウムが三日、東京・永田町の衆議院第二議員会館で開かれ、国外へ子や孫を連れ去られて返還を求めるすべがない人たちが体験を語った。 三カ月前にチェコ人の夫が長男（５つ）を連れて突然姿を消した岐阜県山県市の山田佳代子さん（４０）は「親の身勝手で連れ去ることが、子どもの身体や精神面にどんな影響を与えるか。私の子どもを今の状況から救ってください」と訴えた。 ほかに、日本で別居中に息子を保育園から夫に連れ去られたプエルトリコ出身の茨城県の女性や、離婚した米国人の夫に娘を会いに行かせた後、返してもらえない東京の日本人女性ら五人が、国会議員七人を含む約五十人の参加者に話した。 シンポは離婚者でつくる団体「共同親権の会」（東京）が主催。早稲田大大学院の棚村政行教授は、ハーグ条約加盟以前に、離婚後の父母がともに親権者となれるよう国内法を整備すべきだとした。 中央大法学部の鈴木博人教授は、一九九七年に共同親権を実現したドイツの例を説明し、「親との面会交流は子の権利。日本には面会交流を支援できる機関や団体がない」と指摘した。 ハーグ条約は、子どもを奪われた親が返還を求めた場合、相手国は子どもの居所を調べ、いったん元の在住国に戻す義務を負う。日本は先進七カ国で唯一未加盟だが、自国民保護の観点から加盟への慎重論も根強い。

  2009.12.07

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• 両親離婚しても親子は一生

  朝日新聞　声　０９．１１．２７　広島県　主婦生　５６歳　　「親子４人で、またくらしたい」（２２日）のＹ・Ｒ君、ご両親の離婚は残念でしたね。でもお母さんや弟さんと過す機会が週１回あるとのこと、少し安心しました。おばあさんも小学１年の時、やはり両親が離婚し、母、姉、自分と３人暮らしになりました。出張の多かった父はいつもは「行ってくるよ」だったから、その日の「さよなら」は意味がわかりませんでした。でも以後も、父は私を湯治に連れて行ってくれたり、上京の際にはアパートを探してくれたり、また私も、認知症になった晩年の父を世話したりして交流は続きました。離れていても、いつも親子であることには変わりないのです。ご両親も君と弟さんをすごく愛していることは間違いのないことです。離婚のことは、わかってあげることができる日が必ず来ます。いっしょに暮れせなくて家族４人が幸せでありますようにお祈りしています。

  2009.11.27

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• 親子４人で、また暮らしたい

  朝日新聞　０９．１１．２２　声　若い世代　広島県　小学生　１０歳　　昨年、父と母は、りこんしました。ぼくは今、父の実家でくらしています。でも母は、遊びや買い物に行くときは、きちんとさそってくれます。この前のシルバーウイーク最初の３日間は、県内の動物園に行ったり、岡山県に行ったりしました。　父と母が運転する車の中で、ぼくは弟のめんどうをみていました。弟は赤ちゃん。母といっしょに住んでいます。でも、泣いてしまうと、ぼくは何もできません。　弟はミルクではなく、パンやご飯を食べます。今度のように、父母と弟とぼくの４人で出かけるときは、少し疲れますが、楽しいです。「あしたいっしょに出かけようね」と、母からさそわれると、その日の夜は眠れません。ぼくの都合に合わせて、買い物の日を変えてくれます。今は週１回ぐらい会えます。　できれば、また前のように、４人でいっしょにくれせるようになってほしいです。

  2009.11.24

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• 離婚後の子ども　「共同親権」の法制化を急げ

  朝日新聞　私の視点　０９．１１．１８　　山本利子　元教員　国際離婚で帰国した日本人の元妻から無理やり子どもを取り返そうとして逮捕された米国人の元夫の事件を契機に、親権制度について問題提起した１０月２０日の朝日新聞社説「国際離婚紛争　親権や面接権の議論を」を読み、２男１女を育てた母親として日本の親権制度に疑問を感じた。　離婚後に両親のどちらか一方が親権を持つ「単独親権制度」の制度に翻弄されている親子は多い。判例では「子の権利、福祉優先」として、養育を継続し難い相当の理由がない限り、幼い子の「親権」決定では母親が優先される。　婚姻状況や人生観は変化している。家事育児を分担する男性は増加しているし、「離活（離婚活動）」の言葉に象徴されるように、「女性が損をしない離婚の仕方」などの情報も氾濫している。　「親権は母親」を当然の前提として、公的援助や養育費を計算して、子どもと共に「セカンドチャンス」に踏み出す女性は多い。子どもが少なく生活に余裕がある祖父母は、「苦労するより、子どもを連れて帰っておいで」と寛大に受け入れる。　実際、「子どもが小さいうちに、夫に特別な過失がないのに裁判所に離婚を申し立てて、子どもを連れて親元に帰る女性が増えている」と知合いの弁護士が言う。　子どもにとっては、父も母も同等の存在である。「家庭崩壊」を理解できないまま、母親や祖父母との新しい生活に入り、たとえ父と暮らしたいと思っていても、１５歳以上にならないと、その言葉は尊重されない運用になっている。　親権のない父親の中には子どもとの面接を制限され、養育費を支払うだけの生活に、心身ともに疲弊していく者もいる。そして、元夫の経済状況次第では、養育費を払ってもらうことのできない母親は家計の困窮を訴えることになる。　米国の心理学者ジュディス・ウォラースタインは、離婚家庭の子どもたちを２５年間追跡調査した結果、「親が幸せなら、子どもも幸せ、との同一視は間違っている。離婚家庭の子どもたちは、人間関係のもろさをじかに学んでおり、見捨てられることを恐れている」と言う。　大人は「離婚」する権利を行使できるが、子どもは「愛情を受けて養育される権利を親に委ねるしかない。　「共同親権」が認められない現状では、「親権のない親」は、離婚と同時に親の権利を失い、子から引き離される。事情を知らない子どもは、離れた親の愛情に疑問を抱く。親の愛情をてんびんにかけさせるような事態は子どもにとって酷である。　物言えぬ子どもたちの心と権利を軸にして、離婚後も両親が平等の義務と責任を負う「共同親権」の法制化にむけて、早急に論じるべきだ。

  2009.11.18

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• 親権ない親　トラブル増　子との面会権　法整備を

  読売新聞（西部）夕刊　０９．１１．１４　離婚によって親権を失った親が子どもと会うことができなくなり、訴訟を起こしたり、わが子を連れ去ったりするトラブルが増えている。福岡県では今月、親子が自由に面会できるような法整備を求める親たちの会「親子の面会交流を実現する全国ネットワーク」（事務局・千葉県松戸市）の九州支部が発足した。　親権がない親は、親権を持つ元配偶者との合意や家庭裁判所の調停などで、子どもと定期的に会う「面接交渉」が認められる。しかし、強制力はなく、親権者が否定すると会えなくなるのが実情だ。人口動態統計によると、離婚件数は1996年に初めて20万件を超え、2008年は25万1136件。全国の家裁への面接交渉の申し立ては増え続け、08年度は02年度の約2倍の6261件だった。事件になるケースも増え、警察庁によると、実の親による略取誘拐事件などは07年に23件、08年も13件発生した。　「親子の面会交流を実現する全国ネットワーク」は08年に設立。相談に応じたり、情報交換を進めたりするほか、国会議員を招いた勉強会も開いている。　九州支部「親子ネット博多」は、福岡県志面町の自営業、吉田大作さん（41）が代表となり、今月6日にホームページを設けて活動を始めた。吉田さんは2年前に離婚。元妻は、長男（9）と長女（7）に月2回会わせると約束したが、次第に面会させることを拒否するようになった。家裁調停を経て今年6月に月1回の面接交渉が認められたが、同様に苦しむ人の相談に乗ろうと考え、支部を設立した。　日弁連家事法制委員会の中村多美子弁護士（大分市）は「親に会って愛を実感することが、子にとって最大の利益となる。親子関係が断ち切られないような法整備が急がれる」と話している。親子ネット博多のホームページアドレスは、http://blog.goo.ne.jp/oyakonethakata（饒波あゆみ）

  2009.11.14

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• 離婚後　わが子の会えず

  新潟日報　０９．１１．１１　　１年前に離婚した中越地方の男性（２７）は司法書士を通じて、２ヶ月に一度は子に会える合意書を元妻と交わした。だが実際に面会できたのは２回だけ。「離婚しても子への愛情は変わらない。せめて定期的に会い、成長を見守りたいのに･･･」と漏らすが、会えない場合の取り決めはない。慰謝料や養育費を支払いながら、わが子と再会できる日を待ち続けている。　面接交渉をめぐっては、家庭裁判所に調停を申し立てることができる。調停不成立なら、裁判官が判断する審判に移行する。だが調停、審判内容に強制力はなく「会うことを保証する法律が欠けている」（新潟家庭裁判所総務課）のが実情だ。　面接交渉の全国の調停申立件数は、９年間で３倍以上に増えて２００８年は６２６１件、審判は４倍以上の１０２０件となった。県内でも調停は３４件から７８件に、審判は０件から１０件にそれぞれ増えている。　なぜ、子どもに会えないのか、会わせないのか。　統計によると、親が離婚した子の８割は母側に親権がある。このため「父側が養育費を支払わないから会わせない」との指摘があるが、これに対して「母側が子に会わせないから支払わない」との反論もある。　女性を支援するＮＰＯ法人「女のスペース・にいがた」の朝倉安都子代表（５４）は子どもへの配慮を強調する。母親の立場を「離婚で子どもの心に傷を負わせた“加害者”に会わせれば、子にいい影響を与えないのではないか。安心して面会させる場や機関もない」と代弁。「子が意思表示できる年齢になり、面会を求めたら会わせればいい」という。　中学時代に両親の離婚を経験した派遣社員の男性（２４）＝新潟市中央区＝は「思春期は両親がいないことに悩むことがあった」と吐露。その上で「別居する親と会えるときがとてもうれしかった。今の自分があるのは、離婚しても両親が愛情を持って接してくれたからだと思う」と振り返る。　これまで約２００件の離婚問題を取り扱ってきた高野泰夫弁護士（５７）=同＝は「『会いたい』『会わせたくない』という親の思いではなく、離婚後に親と面会することが『子の福祉』にとってどうなのか、国民的な議論が必要だ」と話している。

  2009.11.11

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• 別れても苦楽を分担　ブリュッセル　

  朝日新聞　特派員メモ　０９．１０．２９　離婚率ではつねに欧州連合（EU）で最上位組みのベルギー。周りも「バツ１」「バツ２」は珍しくないが、別れた男女のその後の子育てへのかかわりぶりには驚かされる。子どもが父親と母親の家を週単位で行き来するのが当たり前なのだ。　０６年の法改正で父母が子どもと平等に過す交代同居制が基本になったからで、離婚後に判事が分担ルールを決める。　現実には、母親の家をベースに、平日は週の前半か後半、でなければ決まった曜日だけを父親宅で過し、週末は隔週で、というパターンが多い。勉強や遊び道具を抱えての大移動で子どもは落ち着かないのではと思うが、慣れてしまうようだ。　親の方も出張や夜の外出の調整でまめに連絡し合わざるをえず、「さんざん言い争って別れた夫なのに」と友人にこぼす。大変なことは多いだろうが、責任ある父母として関係を保っていくのは悪くない。　別の男性は、成長した子どもたちの大量のおもちゃ類をまとめて中古市で売る日、前妻と元妻が手伝いにくるという。「仲がいいんですね」と言うと「一財産だから、買った当時の相手と売り上げも折半だよ」。　親の幸せも負担もとことん分かち合うのが、この国の離婚の鉄則らしい。

  2009.10.29

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• 国際離婚紛争　親権や面接権の議論を

  朝日新聞　社説　０９．１０．２０ １００人を超す子どもたちが日本へ「拉致」された、と欧米諸国から声が上がっている―。　作り話ではない。国際結婚が破綻（はたん）した後、日本人の元配偶者が居住国から子どもを不法に連れ去ったとされるトラブルが、国際問題化している。米英加などで計百数十件に上っており、「日本は子の拉致を助長する国だ」との過激な批判すらある。　帰国した日本人の元妻から無理やり子どもを取り返そうとして、米国人の元夫が逮捕される事件も起きた。　背景にあるのは、国際離婚の際の子どもの扱いについて定めたルールの違いだ。８１カ国が加盟する「国際的な子の奪取の民事面に関するハーグ条約」では、子が国外に連れ去られた場合、元の居住国へ戻すことを原則とし、加盟国政府は返還の協力義務を負う。　主要８カ国で締結していないのは日本とロシアのみで、加盟国と非加盟国の間で多数のトラブルが起きている。　１６日にはルース駐日米国大使ら欧米の大使が法相に加盟を求めるなど、海外からの圧力は高まる一方だ。岡田克也外相は「前向きに検討したい。ただ、世論がどう受け止めるかということもある」と記者会見で語った。　文化も法も異なる国の間で、離婚後の子の親権や監護権に関する紛争をどう解決するか。ハーグ条約という共通ルールに従うべきだという主張には説得力がある。現状では日本から海外へ子を連れ去られた場合も、自力救済しか手段がない。日本人による国際結婚は着実に増加しており、年間４万件を超えている。条約加盟を避け続けるのは、現実的ではないだろう。　その一方で、解きほぐさなければならない課題も山積している。　今、欧米各国との間でトラブルとなっているのは、元妻が日本人というケースが大半だ。元夫による家庭内暴力の被害を訴えて、逃げるように帰国する場合も少なくない。海外で窮地に陥った母とその子をどう救済するのか、という問いかけは重い。　欧米と日本の法や慣習のギャップもある。米国などでは離婚後に親が子と面会する権利は厳格に定められているが、日本では民法に明記されていない。両親が親権を持つ「共同親権」も日本では認められず、親権決定で母親が優先される傾向がある。裁判所が子の強制的な引き渡しにかかわることも少ない。現状のまま条約に加盟すれば、木に竹を接ぐような事態になる。　忘れてはならないのは「子の利益」を最も重視するという大原則だ。離婚後も両親とかかわりを続ける権利をどう尊重するか。国際結婚に限らず、なおざりにされてきた問題である。　国の内外を問わず、両親の離婚に直面した子どもたちの幸せについて、真剣に議論する時が来ている。

  2009.10.20

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• 桜フェスティバル

  季節がめぐりお花見の季節がやって来た。小生が生息する界隈は、通り筋が桜の名勝地である。その名も「桜通り」は小生仮の棲家の目の前にあり、「大学通り」はこの季節人出で賑わう。駅から商店街を過ぎ、大学通りを散策すると季節の移ろいを感じ、何とも言えない情緒を味わう事が出来る。富士見台第一公園を会場とするこのお祭り、ここ何年かは「葉桜フェスティバル」になってしまったが、今年は陽気にこそ恵まれたものの、０．５分咲き程度。恒例の消防署のはしご車への乗車やロータリークラブによるエアドーム(下部写真）、それにミニＳＬはどれも無料で、春の日の一日に楽しく子供と過ごせるとても素晴らしいお祭りです。地域の方のまとまりの良さを感じ、小学２年になる愚息の成長を感じる春の日の一日でした。因みに某市の次のお祭りは、７月の朝顔市です。

  2005.04.03

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• 麦を踏む！

  今日は、第５回目の多摩のうどんづくり教室。お彼岸を来週に控え、日差しは春を感じるようになったが、外はまだまだ寒い日が続く。今年の桜の開花予想は例年より少し遅めらしく、小麦畑の麦の育成も遅れているとの事。今日の教室は、前半・堆肥集め（公園の落葉広い）と後半・麦踏み。堆肥を集める時の注意は、銀杏の葉を集めない事だそうだ。油分が良くないらしい。２年間の熟成を経て、堆肥はサラサラになるそうだ。麦踏みの目的は、芽が出し始める頃に霜が降りるので、霜柱で浮いた芽を沈めるのが目的との事。やたらに踏みつければ良いとはいかない様だ。協力いただいている５・６人の多くは、小生が生息する某市で農家を営む方たち。そして次回は、愚息とよく遊びに行く野暮天界隈を散策してから、植物公園での実習となる。因みに８月最終は某市の古民家でうどんを試食する事になっている。「武蔵野うどん」に不思議な縁を感じてしまうのは、気のせいか？？？。

  2005.03.13

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• 武蔵野饂飩

  久しぶりの更新。ひと月以上のブランクとなってしまった。春の到来を感じた今日は、「中元ギフト」のカタログ撮影の立会いの為、埼玉県志木市の某印刷工場に行った。その帰りに、昼食を兼ね「くに一」なるうどん専門店に入った。出かける前に、この界隈は「武蔵野うどん」の本場であることが頭をよぎっていた。印刷工場の手前の志木街道新座市に「くに一」なるうどん専門店を発見。撮影立会いを無事に午前中にに済ませ、１１時半にこの店に入店。頼んだのは、鴨汁中盛り７８０円+天ぷら５０円で、計８３０円也。温かい肉汁にうどんをつける、「（武蔵野うどん系）つけうどん」のスタイルである。（少々盛り・小盛りが７３０円。大盛りが９８０円。天ぷらは、季節の野菜を主体に、春菊・ごぼう・かき揚の３品からチョイスできる。うどんは、漂白されていないナチュラルな色で、ストレートで食べると、いつも食べなれた讃岐系冷凍うどんより格段に風味を感じた。驚きは、ボリューム感。自称「痩せの大食い」なるも「中盛り」を平らげることが出来ずに終わってしまった。初めての入店は、「小盛り+天ぷら１枚」をお勧めします。因みに正午の時報とともに、狭い店内は一杯。いつも１５時頃には店じまいだそうです。（定休日＝水曜日）

  2005.03.09

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• 祝！一周年

  このブログを始めて、一年経った。半年間、いろいろな事を学んだ職業訓練校の授業の中で、一番実用的で実践的であると思っている。最近は、週末の入稿が専らであるが、仕事にまみれて破れかぶれになるのをやめて、このブログで「心の感じるまま」を表明していきたいと思っています。今後ともよろしく！

  2005.01.27

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• 車はヒヤット

  イタリア車ＦＩＡＴではなく、冷っとした話。夜間に中央道を１４０ｋｍで高速走行していた時の出来事でした。目的地の諏訪まであと５分のところで、急に窓ガラスが曇り始めました。乗りなれないこの車の、フルオートエアコンをマニュアル操作しても、曇りは取れません。助手席に座るボスが、すかさずグローブボックスからマニュアルを取り出し、操作方法を確認。追い越し車線から進路変更し、スピードを８０ｋｍに減速。温度を下げ、風を「デフ」側と「循環」に設定しましたが、全く解消されません。前かがみの運転姿勢で、フロントガラスの吹き出し口方向からのみ見える僅かな視界を頼りに、どうにか料金所までたどり着く。すぐさま路側帯に停止し、マニュアルを確認。操作の仕方に誤りはないものの、なかなか曇りは取れませんでした。全てを「ボタン」と「ジョイスティック」で操作するデジタル的なこの車に比べ、「レバー」と「ダイヤル」で操作するアナログ的な車に操作性の軍配が上がります。会社所有のこの車。運転する誰もが指摘する「見切り」の悪さ。右側後方確認もＢピラーが邪魔をする。それに、スピードメーター類が中央にあるので、流れる外の景色との一体感がない。「ＳＡＦＥＴＹ　ＦＩＲＳＴ」が何よりも大切な基準となる自動車。斬新なデザインは結構であるが、ニッサン　プリメーラ（スペイン語で「第一」の意）は、デザインと操作性を一考させられる乗用車です。「冷っとした」この現象、外気温マイナス７℃と室温２３度との相関関係に原因がありそうです。目的地には、約１０分遅れで無事に到着しました。

  2005.01.23

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  お縄頂戴？！

  かれこれ二十年来、「成人式＝共通一次試験」のイメージが払拭できないでいる小生の経験則で、昨日・今日は雪の得意日。今日は第三回目のうどん教室。あいにくの天気であったが、雪が降らなかっただけでも幸いな一日であったと考えよう。さて、今日のメニューは「麦踏み」と「堆肥集め」でしたが、野良作業は全て中止。一応１１月に蒔いた種は、寒い季節の中、しっかりと芽が出ていました。 本来、「麦踏み」は霜で浮き立った根を土に密着させる作業だそうで、昨今は暖冬の影響で霜が降りなくなったので、昔ほど真剣に踏まなくても良いそうです。また、「堆肥」は欅の落葉を集め、春・夏・秋の熟成を経て次回種蒔きに使うそうです。因みに銀杏の葉は堆肥に向かないそうです。替わりに、屋内で「縄」を編んだり、「縄の縛り方」を実地経験。まさに緊縛のひととき。結んで・縛って慣れない作業に皆さん真剣の様子でした。

  2005.01.16

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  Rhythmに乗って

  今日は、客先の応援で埼玉県の東武東上線沿線へ出向いた。予定より、早く終わったので、帰りに「ふじみ野リズム」へ立ち寄った。おおよそ１０年ぶりの再来である。此処はアウトレットモール（どこへ行っても画一的だが！？）の草分け的な存在だと思うが、他のモールと違い、バヴァールやコロンビアなどの舶来アウトドア関係の衣服が充実している様だ。ヘビー・デューティー派にはお勧めかもしれない・・・。その帰りに寄った飲み屋がヒットであった。溜飲してしまったのは、多数のホッピーの提灯。「大」と書いて「ビッグ」と読ませるらしい。大瓶ビール￥４８０・ホッピー￥３５０・酎ハイ￥３２０・焼き鳥・やきとん￥２１０～２３０（２本）・刺盛り３点\１，０００は安心価格。店頭ではテイクアウト用の焼き鳥を買い求める主婦が殺到し、店内も、近所のオバちゃん連中が予約を入れた会合している良心的な店の様だ。東武東上線沿線に９店。ここなら自腹で埼玉県在住の部下を誘うことが出来そうだ・・・。

  2005.01.11

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  津田沼デルタ～

  正月休み最終日の今日は、千葉へ出向いた。当地は、転勤と結婚を機に、愚息が３歳まで過ごした、思い出の場所でもある。京成線の船橋駅の周りは整備され高層マンションが目立ち、津田沼駅前の帝○系のホテルは閉鎖。牛丼チェーン店が出来ていた。それなりに４年の月日が流れた事を実感し、おセンチな気分になってしまった。今日のお目当ては、スーパーマーケット大手の岡田さん・伊藤さん・高木さんが、三つ巴の激戦地。通勤至便の場所柄か、人口が増加の一途なのか、津田沼は、まさに流通業界のゴールデントライアングル。お父さんもお母さんもここを訪れれば、日本の流通のトレンドが視察できます。視察を無事終え、目指すは、新婚当時の会社の後輩達と語り合った立ち飲み屋。この店以外見た事が肉屋直営チェーン店「ギュートン軒」は、大瓶ビール\４３０・煮込み\２５０・やきとり２本\１８０・牛たんシチュー\２３０。その他に流石海処房総千葉。いわしの酢漬け\１５０・水たこの刺身\２００・鮭のハラス焼き\２００など充実メニュー。おばちゃん２人が切り盛りするお店は、元祖Ｃａｓｈ&Ｃａｒｒｙのお店。ビールの後のお勧めは、チューハイ\２８０。カナダドライ「クラブソーダ」仕込みですからっ！！！。

  2005.01.04

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• 三拝

  新年二日目の今日は友引。ここ数年恒例となっている野暮天へ初詣に行った。ここは菅原道真公が祭られている神社で、学問系に強い。当所ではいつもおみくじを引く。今年は中吉であった。そして取り敢えず、厄除けのお守りを購入した。厄払いは、もう少し後の方が、じっくりお祓いしてくれそうだ。今年は隣町の大国魂神社へも足を運んだ。こちらは縁結系で、今年は、Ｏｎ・Ｏｆｆ問わず、あらゆる意味で、多くの人と出会いたいので、４１１円也（よい出会い）を投じて来た。チェ・ジュゥの様な見目麗しい人にも一度お目にかかりたいものである・・・。そして行列約一時間の賽銭を終え、境内を一周すると、松尾神社を発見した。お酒の神様として、京都にもあり、業界人にはよく知られているが、まさか武蔵国に懇請されていたとは、驚き。どおりで、日本酒のこもかぶりが多いはずである。酒に限らず、醸造系の神様というので、こちらもＯｎ・Ｏｆｆ併願にて手を叩いた。もちろん、まいぅーなお酒がいつも飲めるように、そして商売がうまく行く様に祈願した。欲張って、はしご三箇所の参拝。今年の御利益や如何に？？？。

  2005.01.02

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• 新年に思う

  東京で大晦日に雪が降るなんて、初めての経験だ。これまでのいやな事を忘れさせてくれるかのような、新鮮な気分で平成１７年の年明けを迎えることが出来た。ベランダから見える景色を眺め、まるで白い大きなキャンバスに何かを描きなさいと言われている気がした。人生後半戦の不惑の年を通過し、向こう１０年は、少し気合を入れて日々を楽しみ、前向きに考える習慣を継続したいと思う。若いつもりで居ても今年は本厄。取り敢えずは野暮天で御祓いを受けることにしよう！。

  2005.01.01

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  こりゃ、いかんばい！

  先日、商用で小田原へ出向きました。流石に、年末＆クリスマス前。久しぶりの渋滞にはたってしまい、３件の訪問予定が２件になってしまいました。途中、高速道路から見える銀杏の葉や落葉樹の紅葉が「ついに２年越しかぁ？」などと思いながら、現地へ到着。着いた先は小田原市曽我。曽我兄弟に由来する地名だそうです。温暖な土地柄か、市内には梅林が３箇所あるとの事。訪問先は曽我梅林の近くでした。驚いたのは、民家の庭先に咲く紅梅。よく観ると紅葉した低木とのツーショット！。暖冬で体は楽でよいが、春夏秋冬を感じるはずの日本の季節感に興ざめし、異常気象を体感した一日でした。「こりゃ、いかんばい（寒梅）！？。」

  2004.12.26

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  ００３８の夜

  今日は、東武野田線沿線で仕事。その帰り、初めて大宮駅で途中下車。ちょいと一杯、目指すは「かしら屋」。なにやら川越の若松屋なる店の直営店らしい。１９時半頃に入店したが、満席の為１０分程度ウエイティング。埼玉は養豚場が多い為か、この店は新鮮なかしら肉（頬肉）がメインの「やきとん屋」で、ほんの少し塩焼きされたやきとんに特製のコチジャン系みそだれをつけて食す。串１本（＠１３０）に、肉２切れとネギ２切れが交互に串刺しされているのは、「深谷ネギ」の産地が近いせいか。煮込み（＠４５０）もユニークで、大根と人参はざく切り。汁はトムヤンクンに似て、酸っぱ辛い。もちろん、ホッピーブラック（＠３６０）取り扱い店。小生宅からは、ＪＲ東日本系の新幹線は、大宮駅から乗車が近い。政令指定都市として発展著しい大宮駅に、出張時の新たな寄り道先を発見しました。西口のそごう側の線路沿いです。,,

  2004.12.17

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  BARACUTA de HARAHETTA

  半年前ＡＢＧの寄り道で見つけた、総武線の両国と錦糸町の中間にある「ＹＡＭＡＫＩ」に行った。各駅停車の下り線で両国を過ぎると、御茶ノ水を背に右手側道のワイシャツの看板が見える建物です。紳士服の製造・卸をする会社での半期に一度の「ガレージセール」です。レノマやランバン、ノーティカなどの商標シャツをメインにネクタイやジャンバーなどもセールしています。ワイシャツが１枚１，０００～５，０００円。サイズと縫製が気に入れば、かなりのお買い得。で、本来の目的は、前回発見した英国「バラクッタ」の商品。スイングトップ（オヤジジャンバー）の定番アイテム「Ｇ－９」の製造元である。今回は、着回しが利く「スタッフジャンバー」タイプを購入。肩の部分の縫製が、外套と同じ。カッコよく襟が立つのが良い。定価３９，０００円→１０，０００円でした。結局、ワイシャツ４枚と合わせ、１６，０００円の買い物。クレジットカード・アベイラブルです。午前中のバラクータの買い物で、すっかり腹減った。一服して午後は、秋葉原でＰＣ周りのジャンク品を見て回りました。（あれから、もう半年の歳月が流れてしまったのか・・・。皆さんお元気ですか！？。）　　

  2004.12.12

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• ’０４ヌーヴォ

  経営が行き詰った名門スーパーへ行きました。巷の量販店と違う品揃えには、仕事柄興味を引かれてしまう。酒売り場に近寄ると、マネキンさん（最近はデモンストレーターと言うが・・・）がボジョレヌーヴォの試飲をやっていた。久しぶりの素敵なデモンストレーター嬢だったので、薦められるままに、２銘柄を試してみました。仏国からはるばるやって来るボジョレヌーヴォの値段の半分は飛行機代。ジェト燃料を呑んでいる様なもの。１２月中旬には値段が半分の船便がやって来るのだが・・・。お嬢の笑顔に心奪われ、３７５mlのシャトー詰めのヴィラージュを購入。冷蔵庫で少し冷やして、晩飯のビーフシチューやレンコンの炒め物と合わせる。力強いカベルネよりも料理との汎用性は軍配があがる。新酒故の鮮やかな色艶と華やいだ香りは今更ながらだ。昨年は、見切り品を買ってしまった程濃厚なヌーヴォであった。その記憶があるせいか、今年は色調が薄く少し物足りなかった。たぶん例年のボジョレヌーヴォの出来なのであろうが！？。ボジョレ解禁は、農耕民族日本人にとっての新嘗祭の様なもの。今年の天の恵みに感謝。

  2004.12.05

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  もつ焼きＷｉｔｈ秘伝タレ

  ハプニング続きの今年も、今日から師走。無常なるかな、月日の流れは速すぎます。で、常磐線綾瀬界隈へ商用へ急遽行く事になった。飲食店で使われている業務用原料の仕入先（酒屋）の交代がその理由である。聞けば、飲食店はこの界隈で３０年以上昔からある「もつ焼き屋」。マイ・フェイヴァリットである。塩・たれ焼きの他に、自家製のタレを使った「もつ焼き」が名物との事。創業以来、わが社の製品を使用していただいているらしい。この事実を、社内で誰一人知らない事もあり、塩・タレ以外のもつ焼きと聞けば、小生にとっては溜飲が一層止まらない。仕入先（酒屋）との商談を無事に済ませ、早速噂の飲食店へ向かった。『もつ焼 大松』。綾瀬では名物店だろう。ビール大瓶４５０円・もつ焼き４本４００円（ナンコツは３本）・レバ以外にタンや子袋などのたたき（刺身）もある。お新香やエシャレットは自家製で、予算１，０００円程度でうれしい限り。調合してから３日以上寝かせた秘伝のタレは、一言で例えるとコチジャン風であるが、調合比は門外不出。甘味・辛味が良く馴染んでいて、当日午後仕込んだ新鮮な肉の旨みを十分に引き立てている。小生の活動圏外であるが、狙い目は１７時過ぎ。１９時過ぎは満席＆ネタ切れ覚悟で挑むべしっ！。とろける様なもつ煮も、野菜の甘味が出ていておすすめです！。

  2004.12.01

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• 設定完了

  先月、オークションで落札したものの、設定不可で返品した小型レーザープリンター。そろそろ年賀状シーズン到来。家電量販店の全国紙全面広告で、タイミング良く格安のインクジェットプリンターを発見。最寄の店へ在庫を確認し、１５時半で残り３台のタイミングで、普及・廉価版の’０３モデルを更に格安で購入した。（使用の頻度や償却率等を考え、レーザーは諦めた。）小型レーザープリンター購入時に用意した２種類のＵＳＢ/パラレル変換ケーブルは、今日に及んでも使用不可。全く無駄な費用となってしまった。（普通のＵＳＢケーブルで無事に設定完了）最近はメーカー側でうまく供給調整している様で、型遅れ機種の処分販売はあまり見られなくなったが、小生が使いこなせるＩＴ関連の製品は、型遅れ機種で充分。付加機能が溢れる最新式は必要悪に感じてしまう。最新のカタログを見ると、「アレも・コレも」と欲張ってしまうが、実際に付加機能を十二分に使いこなした試しがない。・・・今度はデジカメの購入を検討しようと考えているが・・・。

  2004.11.28

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• Yes,My do

  立ち飲み屋「まいど」へ本日初入店しました。はぃ。アサヒスーパードライ生（中）２８０円、酎ハイ１８０円、焼き鳥・やきとん各種１０５円他は、中央線立川～高尾間でで一番店かと思う。聞けば、西八王子に本部があるフランチャイズで、日野駅・豊田駅の他に６店舗あるとの事。泡がクリーミーな生ビールは、少し寒くなったこの季節でもgood！。立ち飲み屋のメリットは、３０分で会社のグダを捨て、ストレスを祓い、気持ちの切替をはかる事。また一つ、会社帰りに千円で利用できる貴重な保養施設を発見しました。

  2004.11.23

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• 

  深大寺饂飩其之弐

  晴天の今日は、うどんづくりの二回目。畑に鍬やすき鍬で耕し、肥料（腐葉土＆化学肥料）を撒いて、種蒔をしました。道具の扱いが初めての上、腰をかがめる作業で、２０メートル程度でも真っ直ぐに鍬入れをするのがしんどかったです。土との摩擦で徐々に歯が擦り減り、軽量化していくとの事で、昔は、一本の鍬は一生モノだったそうです。愚息も物珍しい作業で終始退屈せずに作業にに加わっていましたが、腐葉土からカブトムシの幼虫をＧＥＴ。少し小さい２齢幼虫との事ですが、予想外の収獲でこの冬は自主管理で飼育させます。およそ６０坪程の面積で、２～３俵の小麦が収獲される様です。次回は年明けの１６日（日）。童謡でも歌われる「麦踏」を体験します。

  2004.11.21

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• 昭和浪漫に完敗

  今週の疲れを癒すべく、今日は花金、一人で乾杯モード。仕事帰りに登戸駅周辺の立ち飲み屋をリサーチ。あったっ！・あった～！！。一軒の気になる立飲み屋。その名も稲毛屋。スーパーのいなげやではない。ＪＲと小田急の改札口から直ぐの老舗。引き戸を開ければ、「お帰りなさい」のオバちゃんの声。瓶ビール大４００円、酎ハイ３８０円、樽酒一合２９０円。つまみはさんま蒲焼などの缶詰、乾き物、塩らっきょなど簡単メニューで現金交換（キャッシュ＆キャリー）。それもそのはず、店主は兄が酒屋、弟が立ち飲み屋。仕入れも店も隣同士でつながっている。客も店の佇まいも、昭和の臭いがプンプン。「俺的」にとっても落ち着く空間だ。常連の昭和１６年生まれの御仁の話では、東京オリンピックの年には既に存在していたとの事。御仁曰く「役所広司が出た警察の映画」（「浅間山山荘事件」？）のロケにも使われた、正真正銘の硬派なお店であるっ！。

  2004.11.19

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• ヌー○"解禁

  １１月第三木曜日の今日はボジョレヌーボの解禁日。日本は時差の関係で世界で一番早く飲めるらしい。日本で例えれば新嘗祭の様な感じで、無病息災を感謝し、その年のワインの出来不出来を占うお祭りだ。一本２，０００円以上する価格の内、半分は飛行（エアー）機代。来月のクリスマスの前には、船便（シップ）が半値の１，０００円で売られるようになる。解禁日に飲んだ著名人の胡散臭い言葉の表現や意味を、安い船便（シップ）で確かめる。クリスマスのご馳走のチキンなど、日本的洋食との相性（マリアージュ）は、カベルネよりも守備範囲が広いと思う。赤ワインであるが、少し冷やして、鮮やかな輝きとはなやかな芳香を楽しみたい。ボジョレーで仕込まれる葡萄・ガメー種は熟成に適さないず、樽熟成もしていません。有難がってヴィンテージモノにはくれぐれもしない様に！。

  2004.11.18

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• １１６匹の怪獣！！！

  今日は、某大学の建築物（兼松講堂）のセミナーに行きました。主催は、（財）江戸東京たてもの園で、某財閥地所設計リニューアル建築部の方が講演しました。この講堂、完成が昭和２年で、伊藤忠太なる建築家による「ロマネスク様式＝１１～１２世紀」の建物で、「ゴシック様式＝１３～１４世紀」のＴ大安田講堂やＷ大大隈講堂とは異なった建造物との事。伝統と風格での差別化を意図したらしい。いかんせん、ほったらかしのままの朽ち行く建物だったが、改修にＯＢの募金などで１３億円かけ、最近完成した。それまでは、空調すらなかったが、座席の座り心地やウォシュレット付のトイレや、エントランス周りのソファーなど、外観の風格とマッチした改修になっていた。登録有形文化財にも選定され、著名な音響設計事務所の手も加わり、音響面では、海外の音楽家にも絶賛されたとの事。そして、講堂内に佇む１１６匹の怪獣。これはヨーロッパのロマネスク様式に起源をもつ空想獣などをモチーフにしたもので、建築家伊藤忠太の嗜好による影響が大きい。中国風の竜・鳳凰・獅子からなる三連窓の霊獣や、柱のいたるところにあるオリジナル怪獣（妄想獣）がこちらを睨んでいる。大学の校章は、「マーキュリー（商神）像の小杖」と呼ばれ、蛇がとぐろを巻いている、グロテスクな証印です。「畏敬」や「厳か」を感じた建物見学で、商売の何たるかを改めて感じ直しました。ちなみに、築地本願寺は伊藤忠太昭和９年の作であります。

  2004.11.14

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• 工場巡回

  昨日午後から今日午前中まで、相手先ブランド（ＯＥＭとかＰＢ）での製造を受託している企業の担当者の工場巡回に同行した。お相手はバイヤーと問屋。製造工程の設備面や品質面は、工場の各責任者が説明。夜の会席を含めて、ひたすら聞き役に回ってしまった２日であった。「ものづくり」全般に言い得る事だが、技術の伝承が途絶え、伝説になってしまうというご意見をいただいた。元気な団塊の世代が、今後の消費経済を担う市場性をもっているが、この世代がもっている昔からの「モノのつくりかた」を再認識させていかないと、文化的な背景（五感をつかった知恵や季節感）が壊滅してしまい、比較の対象となる基準がなくなってしまうことを危惧していた。事実、先般の自社製品と他社製品との実地比較では、従来の本物らしさよりも、つくりあげられたフェイクっぽい製品への評価が高かったのには驚いた。小生の身に不利益覚悟で言わせてもらえば、加工食品の大量生産的工業化の流れの中で、グルタミン酸ソーダなどの化学調味料に相当だまされてしまっている。この事に関しては、「本当にそれで良いのか」と感じられる気持ちのゆとり、心の豊かさをもって、割と真剣につきつめて行きたいと思う。

  2004.11.09

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• 深大寺饂飩

  ８月のブログで、深大寺→そば→たけちゃんにぼしラーメンの話題を提供ました。今日は、うどんの話題を提供します。（財）東京都公園協会が開催している「多摩の田舎うどん作り～種まきからうどん打ちまで～」の初回の講座に参加しました。この講座、来年８月まで、月一回計１０回の講座で、深大寺植物公園にある畑の土いじりから始まります。申込後に判明したのですが、最終回は、収穫・脱穀・製粉した中力粉を、うどんにして食するのですが、この会場が、この夏、愚息と貴重な自然の体験（ギンヤンマ生息地）をしたＪ山にある古民家なのです。「食育」の実体験を兼ね、この講座に急遽、愚息を連れて行くことにしました。某市でもこの古民家で「うどんづくり講座」を設けており、、この先生（郷土料理研究家）が、最終回のうどんづくりの先生を兼ねるとの事。今日は、日程ガイダンスと、実地となる畑の見学、それに藁で縄を編む体験をしました。２００坪の畑で、参加人数８９人。「農林１号」なる小麦を育て、まいぅーな田舎うどん完成を目指します。

  2004.11.07

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• 明日も仕事！

  明日、土曜は出勤日である。朝が比較的早いせいかも知れないが、稼動日６日（一月に一週）だと一週間が長く感じる。振り返ってみれば、勤め人になってしばらくは（平成３年頃まで）、土曜日が隔週休みの半ドンだったり、月一出勤だったりしていた。慣れというのは、ある意味恐ろしいもので、土日祝休みの仕事に慣れきった体には、しばらく苦痛が伴いそうだ・・・。一年に一日づつ土休が増えているとの事だが、メーカーの良いところは、土日（祝）休みで、正月と夏休みは一週間程度の休みが取れるところ。そろそろ、愚息と「まいぅーな二人旅」に連泊で出かけたいものである。

  2004.11.05

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• 味噌か！

  明日から１１月。連日の台風の影響で、さくら通りの街路樹は、歯抜けで色づき始めている。体のリズムも少し慣れ始め、以前の勘も大分取り戻してきている。それに、ＡＢＧの訓練を通じ、抗ストレス的対処が出来ているようだ。・早起き：　　　豊田を基点に首都圏各地に移動。朝が苦にならない。・人それぞれ：　「傾聴」によるコミュニケーションを図ること。（中途入社率が高い）・プラス思考：　批判しない事。他者のよい点を引き出すこと。「自分が成長し、会社も成長する」考えを持つこと。・ﾅﾚｯｼﾞﾏﾈｼﾞﾒﾝﾄ：月一の社内研修で、野中郁次郎教授（一橋大学）のテキストを使用。ブレーンストーミング的な研修で、小生にとっては画期的に感じる内容。その市場が飽和状態に近い状況であるのは、多分にどの業界も一緒。幸か不幸か、業界４番手。だが業界で初の「ＩＳＯ２２０００（ＨＡＣＣＩＰ)」の審査を経ている。従来のやり方に固執せず、ポジショニングとかコアをどこに持っていくかを明確にすれば、戦える余地は十分あると思う。何よりも「発酵と醸造」の世界は永久に不滅。方向性さえ明確にすれば、結構行けると思うのだが・・・。（勝手な思い込みかぁ・・・。）兎に角、３ヶ月間じっくりやる事にしよう！。スピードや若さだけが全てではない！。時間をかけた熟成こそが本当に素晴らしい！！！。

  2004.10.31

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• 旅の空から

  今日午前中で、約２週間に渡る研修が終了した。台風の影響で、最寄のＪＲが横転し、バスによる振替輸送となっているので、早めに切り上げた。合間・合間の待ち時間を利用し、今はＪＲローカル線の駅の隣にある観光案内所の端末から入力しています。乗り継ぎ悪く、帰宅は、２０時頃の予定（は未定）。（こんな旅は嫌いではないが・・・）

  2004.10.22

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• こちら現場です！

  工場での研修が一週間経過しました。いろいろな部分で、否定的なことではなく、肯定的なことでの驚きが多く、当分は前向きな姿勢を継続できそうです。ＡＢＧでの知識も早速役立っています。以上、実習現場からお伝えしました。

  2004.10.20

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• いよいよ明日から

  連休明けとともに、生活環境が変わろうとしている。振り返ってみれば、元旦から十月十日が過ぎたことになる。マイペースながら冬から春、夏、秋と季節の移ろいを感じながら、半年間学びの場を得た事、そして愚息の成長を感じ取れた事は、経済的効用とは別な観点から、本当に有意義でした。時期を同じくしてヌーボーさんもグーさんも今週新たな生活がスタートする様です。ＡＢＧの皆さんとの交流を通じ、お互いが今後も何かの励みや支えとなって欲しいものです。明日から約２週間不在の為、この日記はお休みになりそうです。

  2004.10.11

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• ナイス・シュー

  今日は、いつもの集会場所で新しい靴を履いている人が多いような気がした。きっと台風の影響で、靴がずぶ濡れになったのだろう。金曜日に新しい靴を新調した事もあり、帰宅後革靴のメンテナンスをした。新しい靴には、保革剤を塗布。履きなれた靴は、内側をアルコール消毒し、クリーナーで汚れ取り作業をした。この作業だけで革本来の黒光りを取り戻せる事が判明した。すでに１０年以上履いている革底靴は表面の皺がよる部分にひび割れてしまっているが、靴底はまだいける。小生の場合、日頃履くビジネスシューズは３・４足をローテーションさせている。Ｒ社の靴であれば、全体的にオーバーホール出来るので、１０年もの耐用性を考えれば、安上がりだと思う。何より、革製品特有の「なじみ」と愛着を実感している次第である。

  2004.10.10

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• オークション失敗

  先日落札した小型レーザープリンター。ＵＳＢ/パラレル変換ケーブルを２種類購入し、何度もトライしたが設定できなかった。今日は返品をしに購入先へ出向いた。埼玉にあるその会社、社名が中国の大河で、担当者も中国名でした。どうやら企業からの払い下げパソコンを調達し、本国に輸出しているのが本業の様子でした。最初に、プリンター本体の型番表示の認識シールが剥離されていたので、？？？と思ったが、動作不良を理由に容易に返品出来たのでひとまず安心。変換ケーブルの購入で５千円相当（うちポイントカード清算３千円分）の投資が無駄になった。で、オークションでの購入失敗のナレッジ其の一　純正の外装箱か其の二　取り扱い説明書・インストール用ドライバーソフトは添付されているか其の三　型番認識シールは張られているか其の四　百聞は一見にしかず。やはり現物を見るのが一番。基本の基の字だが、入札前にこの位は確認したほうが良い。追伸　Ｍさん、オークション成功おめでとうございます。

  2004.10.07

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• イル・ギンナン

  最近の市場動向を研究しに、南町田のアウトレットモール「クランベリーモール」へ行った帰り、八王子に立ち寄った。目指すは、もつ焼き「金扇」。某市の元祖もつ焼き「まっちゃん」は、やきとり系で小生が一番旨いと思っているお店だが、実はここの主人が何件も味のリサーチをかけ、脱サラして短期修行をお願いしたそうである。最初にこのお店に入った時、店の設備・調度品・値段が「まっちゃん」とそっくりなので、ご主人に聞いたところ、上記の事実が判明した次第。飲み物も、瓶ビールと清酒だけの単品勝負の元祖に対し、こちらはいくつかのサイドメニューがあり、ホッピーも飲める。八王子と言えば市民祭りのシンボルでもある銀杏並木。そこで、旬の？「ぎんなん焼き」を注文。炭火で煎った銀杏をペンチで砕いき、カラを破り塩して食べれば、艶よく、香ばしくてほのかな甘さとほろ苦さ。この季節、週末になると某市大学通りで銀杏売りのオバちゃんが出没するのだが、一袋５００円位だったので、今度買いに行くべし。

  2004.10.06

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• へぇ～承知しません

  以前から感じていたのだが、満員電車で下記を不快に感じた事はないでしょうか。１．ディパックやリュックを背負ったままの輩２．満員の中、放屁で漂う臭い空気１．は車内アナウンスをしている良心的私鉄もあるが、明らかに人物が特定できるので、最悪の場合は直接指摘できる。問題は２．。満員電車内では放屁主が特定できない。しかし今のご時勢、消臭や嫌煙権で、誰もが臭いに気を使う時代である。語呂合わせなどで「車内放屁御免」をやんわりと啓蒙的にアピール出来る妙案はないか知らん？？？。

  2004.10.05

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• 消えた母校

  少子化や教育プログラム改革のため、なじみのある都立高校がなくなっていたりする。最寄り駅を玉川上水駅とするＳ高校やＭ東高校は、すでに募集を停止しているとの事。Ｓ高校は、小生の世代が一期生で、同じ中学から２０人近く受験した中堅新設校であった。また、Ｍ東高校は小生の幼稚園からの親友が受験に失敗した高校である。この親友、別の公立の２次募集で合格して事無きを得た。自分が卒業した高校が、廃校になってしまうのって、連綿と続く「青春時代」が打ち消されるようで、「何だかなぁ」と言う感じがする。この親友、別の高校に行って良かったと思う。夏の選抜野球の地区予選に母校の名前が載らなかったり、履歴書とかで「Ｍ東高校ってどこ？」なんて聞かれたら、むなしいじゃないですか。企業の統・廃合でも、以前の名前が分からなくなってしまっているが、アイデンティティー（古い！？）が否定され、骨抜きになっている気がしてなりません。

  2004.10.04

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