「輪違屋糸里」 浅田次郎
輪違屋 図書館で借りてきて上下巻を一気によみました。 5人の女性から見た新選組のお話です。 上洛して壬生に住みついてから、おっかなびっくり芹沢鴨を暗殺するまでを描いています。 登場する女性は、 土方に想いを寄せる輪違屋の天神・糸里 芹沢の愛人・お梅 平山五郎の恋人 屯所・八木家のおかみさん 屯所・前川邸のおかみさん 武士と農民に壁があるなら、女性には絶対に超えられない性別の壁がある。 だけど、精神的には女性のほうが恐ろしく強いんだよね。 浅田次郎の描く新選組のキャラクターは、真剣なのに滑稽で、時々プッと吹き出しながら読んでました。浅田次郎インタビュー・「輪違屋糸里」について 輪違屋糸里(上)糸里が、壬生で訓練する新選組隊士の掛け声に合わせて、思わず足踏みしてしまう場面が一番好き。