朝は路面が濡れていたので放送大学の学習センターへ
結局雨は降らず、傘は不要だった。しかし今期に履修している「死生学のフィールド」の15課を予習した。14課の学習のヒントでは、「世界ではいかなる紛争、戦争が起きているか...」などタイムリーな設問がある。ロシアのウクライナ侵入がトピックスである。人は必ず死ぬ。しかし病気などで個人的に死ぬのと戦争に出兵して死亡するあるいは敵の爆撃で死ぬなどの不本意な死亡とは異なる。NO WARでは不本意な死は防げるが、しかしロシアの侵攻はウクライナの人には生きる権利を侵されているわけで理不尽、不条理な攻撃であり当然正当防衛しなければならない。過去にもロシアに搾取された経験があり、戦争をしないで侵攻を受け入れることはできない話である。フィンランド、スウェーデンがNATOに加盟申請したのもうなずける。アメリカはウクライナに武器供与をしてソ連の国力の消耗を狙うっているのだろう。またベトナム、アフガニスタンの経験から表立った介入は避けて、民主主義、自由主義を守るとい大義でウクライナの支援を武器供与で行い、ロシアへの参戦は第3次世界大戦を招く恐れがあるためにとどまっている。教材の14課ではアウシュビッツのことが取り上げられているが、われわれ日本人も名前は聞いているがその収容所のことについては明確には理解していない。「夜と霧」とか映画「ライフイズビュウーチフル」とかであいまいに理解しているのでは。また日本人は過去の負の遺産に目を向けることをあまりしない民族である。学校でも教育が不十分だし国民性もマイナスな事項に目を背ける傾向があるように思える。