ＴＯＹ　ＢＯＸ

火葬場までは車で約３０分。
行きと帰りは違う道にしないといけないので道を選んでるうちに
少し遅れて到着。
私たちが火葬許可書（？）と骨箱を持っているので、
それがないと出来ないみたい。
会場に着いて走って係の人に渡したら、本当に最期のお別れとなってしまった。
この姿を二度と見ることはない。そう思うとまた涙。。
火葬場のトンネルにお婆ちゃんが入れられて上からシャッターが
降りてきた。
考えると涙が出てくるけど、私たちにはやることがあった。

それは火葬場まで来てくれた方々への食事の準備。
急須にお湯を入れて食事をしてもらう。
途中、ポットのお湯がなくなったのでお姉ちゃんと一緒に
お湯をもらいに。
お姉ちゃんは給湯室の文字が柱で見えなかったらしく、
洗い場の蛇口から出るお湯をポットに入れていたっ！
ヾ(・ε・。)ォィォィ　頼むよ。。
その後も自分の食事をして、ジュースやお茶菓子を振舞ってたら
あっという間に時間が来た。

１３時頃に骨となったお婆ちゃんと対面。
出てきたときは足元にまだ火が残ってた。
頭蓋骨の後ろと腰骨と右大たい骨はきれいに残ってた。
自分でも不思議なほどに冷静だった自分がいた。
お父さんから骨を拾う。私は足の骨を拾った。
その後も親戚の方が骨を拾ってくれた。
最後は拾いもれのないようにと細かい骨を拾うんだけど、
お婆ちゃんをここに残しちゃいけない！全部拾わないとっ！って思って
ある程度拾って、お姉ちゃんに変わろうとしたら「私はいいや。」と
言われた。
気持ちはわからなくもないけどね。
でも『はぁ～？！あんた世話になったやろがっ！！』と思った。
邪魔だった鞄を「鞄邪魔だで持っとって。」と言ったら
お母さんに「そんな言い方しちゃいかん。」と言われた。Ｗで悲しい。
係員の人が持ってきたちりとりに更に細かい骨を集める。
しかもちりとりは右側。私は左側。
必然的にお婆ちゃんの上にかぶさる感じ。
めっちゃ熱かったぁ～。けど頑張ったよ。

そこからまた違う道で式場まで戻る。
これまたちと迷って最後に式場に到着。
そのまま初七日をつとめた。
その時にお坊さんが「南無阿弥陀仏がお婆さんを供養する
言葉であり、これが食事になります。」
みたいなことを言われた。
今までもご飯が炊けたら仏壇にあげてたりはしてるんだけど、
それ以外にもお婆ちゃんのために南無阿弥陀仏を唱えようと思った。

その後に会食（それでも３時頃）して家に着いたのが４時頃。
それからお父さんと叔母さんや叔父さんでお金の計算とかしてた。
全て終わったのは１０時半頃。

お葬式は終わったけど、これから７日ごとのおつとめが始まる。
それが終わったら納骨。
終わったんだけど、これからが始まりなんだと思った。
まだまだ不安がい～～っぱいだけど、お婆ちゃんが心配しないように
頑張ってやろうと思う。

見守っててね。お婆ちゃん。。