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2009.03.07

おくりびと

カテゴリ：テレビ・映画・ＣＭ

今日は映画「おくりびと」を観てきた。

財布の中身が寂しいので（苦笑）、片道１時間以上かけて

ナイトショーで観たんだけど、ものすっごい人でびっくりした。

しかも久しぶりの自由席。まだ自由席ってあるんだね～。

上映時間の３０分前に映画館に入ったのに、

すでに席が半分近く埋まってた。

上映時間が近づくにつれて、ほとんどの席が埋まったんじゃないかなぁ？

すごいなぁ～。これってアカデミー効果なのかしら？

映画の内容もすごくよかった。すごく丁寧に作ってあった。

前半は笑える要素がたくさんで、会場もクスクス笑いが聞こえたほど。

だけど中盤から後半は鼻をクスンクスンする音があちらこちらで

聞こえてきて（もちろん私も）会場内が一体となってた気がした。

ものすっごい辛口コメントすると、広末さんはいるのか？

って感じはしたなぁ。なんとなく中途半端な気が・・。

広末さん演じる美香が本木さん演じる大吾の職業を知って

「触らないで。汚らわしい！！」って言った台詞はちょっと

複雑な感情になったなぁ。

亡くなって、実家に帰って納棺士の仕事風景が何回も

出てくるんだけど、私のお婆ちゃんの時とは違ったなぁ。

お婆ちゃんの時は簡易風呂みたいなものを持ってきて

お婆ちゃんを洗ってくれたし、だからその浴槽がある意味じゃまで

着物とか着せてくれるところとか見れなかったし・・。

本木さんのチェロの扱いも素晴らしかった。

この映画って音楽が久石さんなのね。

だから心にしみるんだなぁって思ったよ。

なんとなく最後の終わり方が中途半端な気もするけどね。

この前観た「ベンジャミン・バドン」と

なんとなく観終わった感じは似てた気がする。

人は当たり前だけど生まれたら死に向かっていく。

その最後がどうだったかで人の一生って決まるような気がする。

映画の中でいろんな死があったけど、

私はたくさんのキスマークで送り出される大往生のおじいさん

みたいな亡くなり方をしたいなぁ～って思ったよ。

死は悲しいことだけどそこからが始まりなんだなぁって。

小学生の頃は「死」ってやつをよく考えて無性に怖かった。

今も怖いっちゃぁ怖いけど、昔思っていた「死＝無」じゃ

ないんじゃないかとなんとなく思うよ。

もうすぐＤＶＤになるんだけど、やっぱり映画館で観てよかった。