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2008.02.01
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カテゴリ:子供のこと
昨日、中2の長女が個人面談のプリントを持って来た。
私、複雑な思いでそれを受け取った。


以前の日記のも書いたけど、長女は中学になってから何度か学校に行けなかった。
初めは、それを私に言えずに、2度ほどずる休みをしていた。
1年の2学期になったとき、担任から職場に「学校に来てない。」と連絡があってそれを知ったのだ。
その連絡も私がちょうど健康診断に行ってる時にあり、先生の電話を受けたスタッフがそのように言うと、スタッフに長女が学校に来てないと言ったのだ。
健診から戻ってそのことを聞いた私は、先生の配慮のなさに腹が立った。
せめて急用があるので学校に至急連絡してほしいと言ってほしかったし、他のスタッフもその先生の対応に対して怒っていた。

仕事を休ませてもらって家に帰り、長女を探した。
ちょうど中学生が自殺した事件が報道された時期であり、私は不安でいっぱいだった。
家にも実家にもいないし、近所を探し回ってもいないので、もしかして学校の部室にいるかもと思って11時頃中学校へ行った。
まず先生を呼んでもらって、探したけど見つからないことを言った。
先生「そうなんです?じゃあ、学校に来ているのかな?」
私「・・・。」

結局2時間目から学校に来ていたらしい。
それを聞いて安心すると同時に、なぜそのことを先生は把握していなかったのか不審に思った。
職場のスタッフに長女のことを言って大騒ぎにしてしまってるのに、学校では来てない連絡をしただけで他の先生はそのことを知らなかったし、現に3時間目の今も長女が学校に来ているかどうかも知らなかったなんて・・・。
先生に対して腹が立つと同時に、信用できない思った。

長女は、詳しくは言わないが、先生が嫌いだと言う。
確かに長女もルーズなところはあるけど、そのことで結構傷つくことを言われたらしい。
そのために中学校が嫌いになってしまったと言うのだ。
その日も1時間目がその先生の授業だったので学校に行けなかったらしい。
私は、ずる休みはしないで、学校に行けないならまず私に知らせるように言った。

先生と話をしてみたが、その先生を長女が嫌う理由が分かった。
ものすごく考え方が偏っていたからだ。
その先生は、成績のよくない子どもの親には、すこぶる評判が悪い。
勉強出来なくてもその子のいい面を褒めてくれればいいのに、勉強できない子には結構傷つくことを子どもに言ってるらしい。

長女と話し合って、2年になったら担任が変わるからそれまで頑張ろうという結論になった。
しかし、2年も引き続き同じ担任だった。
私も文句を言いに行こうかと思ったけど、長女は「言わないで。」と言ったので、そのまま様子を見ていた。

今、長女は部活をするために学校に行っている。
それだけで、充分だと思っている。
だって、ちゃんと目的をもっているもの。

正直言って、勉強ができたほうがいいと思う。
だから、頑張って勉強してもらいたい。
でも、言うのはやめた。
それは、義姉にこう言われたから。
「うちの子も勉強出来なかったけど、今はちゃんと社会人になって生活しているよ。だって、勉強できない子がいるから、勉強できる子がいるってわかるじゃない。みんな出来たら、その子は目立たない。だから、勉強できない子もちゃんと存在感はあるんだよ。
勉強が出来るに越したことはないけど、長女ちゃんの得意分野を伸ばしてあげることが大切だよ。
現に、長女ちゃんはそんな担任の先生でも、学校にちゃんと行ってるでしょ!?その根性は、凄いわ。」

母に相談したら、こんなことを言った。
私は、いわゆる勉強のできる子だった。
勉強しなさいと言わなくても勉強していたし、学校の先生からは褒められるし、手のかからない子だった。
でも、弟は全然勉強が出来ず、学校からはダメな子だと烙印を押されたそうだ。
出来る子と出来ない子の先生の対応は、全然違うと思ったって。
でも、弟は今、社会人として立派に生活している。
勉強ができる子とできない子の親を経験してみて、結局はその子の特性を考えてやればいのだと結論に達したと言った。

1人1人の子どもには、それぞれ可能性を秘めている。
その子の素質や理解する速さ、感じ方は、それぞれの子どもによって違う。
だから、子どもと一緒にいろんなことを考えていき、子どもの可能性を切り開いてやりたいと思ってる。

それにね、人間一生勉強だと思うんだ。
私も今、しみじみと感じるわ。
だから、子どもたちにもそういうことを教えていければいいなって思う。






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最終更新日  2008.02.02 00:50:01
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