復活!!星加敏文 高知フィルム・マラソン
参加してきました。 11月3日、5本立て興行。 前日は高知の妹の家に泊めてもらい、午前9時に美術館に到着。車の中で朝食を摂り、会場へ入りました。 参加されている方々を見渡すと、半数は僕よりも上の方達と推測(僕49歳)。 先ず、楽しみにしていた星加敏文さんの開会のご挨拶、でしたが、体調が良くないらしくビデオでのご挨拶となりました。考えてみれば星加さんは、僕の父親よりも六つも上ですものね(来年卒寿?)。これからもお元気で、またお名前を聞かせていただきたいと思います。 最初の作品のあと昼休憩が有り、パンを1つ食べて、来年1月まで開催されている、[高知県立美術館 コレクション展]として開催されていた星加さん寄贈のポスター展を鑑賞。僕にとってはとても懐かしい、高知宝塚・土電ホール・高知東宝・高知名画座などの文字が、数々のポスターの美しさ以上に胸に響きました。もう聞くことのない名前たち、絶滅した動物の様。 会場に帰ると、開会時よりも人が多くなっているようでした。 そんな中に、おそらくは僕の父親よりも、まだ上だと思われるお母さんがおられた。話されてるのを端で聞いていたが、とても楽しんでらっしゃたので、僕も機会をつくり、父を(もちろん母も)連れて、スクリーンで映画を観たいと思いました。 2本目が終わると、ゲストの降旗監督のトーク。以前高知へ来たこと、同年代の高倉健さんとの話、今回上映された『冬の華』のエピソード、最近の創作についてなど、とても興味深く聞かせていただいた。 その中で僕が、特に気にいった話は、最近の情報をお話ししてくれたとき。老人である健さんを主役に、アジアの人との関わりを描いた作品を構想していたらしい。ところが、先頃のクリント・イーストウッドの『グラン・トリノ』を観て、先をこされた、二番煎じになると思い、別の企画に変更したということでした。監督~っ、高知では、やってないんですよ~。でも話題作だから、会場の人たちはレンタルで観てるかな? そうして3本目の上映です。 観ていて「あぁぁぁぁぁっ」と心で叫んでいました。 遠い昔に観た作品ということもあり、一本目からいろんな発見があったり、細かい内容が思い出されたり、年を喰ったからこそ判るといった部分もあったり。 そんな中でこの『冬の華』は、健さんのやくざ映画で、足長おじさんみたいな内容だったな、ぐらいの記憶でした。ところが健さんの親分が、繪が好きで、好きで、という部分、そんなやくざが出る映画があったなって別の映画だと記憶違いしてたんです。 一本の映画やったんや、しかも好きな画家が シャガール って、もう高知県立美術館で上映するしかないじゃん。「だからこの上映になったのか」とやっと気がついた自分が恥ずかしくなりました。降旗監督、ごめんなさい。 人の記憶はいい加減なもんだと改めて感じた次第です(僕だけだったかも…)。 そんなこんなで、最後も星加さんの閉会ビデオ、無事、最後まで完走し、証明書をいただきました。(今回は名前を入れてくれませんでした、残念) 僕はと言えば、そのあと10時前に美術館を出発し、事故もなく、4日0時半頃中村の家に到着しました。 久しぶりにあっという間に過ぎる1日を味わいました。 でも、2回くらい携帯が鳴ってましたね・・・ ダラダラになりましたが、まず報告。 つぎ、作品についてもアップしたいと思っています。