カテゴリ:雑記
長年暮らしていた関西を離れて、関東に来て、もうすぐ7年になります。
決して関東が嫌とか嫌いとかいうわけではないのですが、 けっこう保守的なのか、生まれ育った土地が懐かしいです… ふだんはそんなこと意識しませんが、連れとの間に何かあると、 わりとすぐ、「関西に帰りたいな」とか、思ってしまいます(^_^; 今回のきっかけは、ヴァレンタインの翌日のできごと。 連れは飲み会に呼ばれて、夜、出かけました。 飲み会では大抵あまり食べず、お腹を空かせて帰ってくるので、 夜食にローストビーフサンドを作る約束をしていて、 「終電までに帰っておいでよ~(^_^)」と送り出したのですが、 電車のなくなる午前1時をまわっても帰ってきません。 待とうかとも思ったものの、偏頭痛がして体調も悪かったので 夜食の約束はなかったことにして、先に一人で寝ることにしました。 と、ここまではよかったのですが。 明け方に目が覚めると、まだ連れは帰ってません。 携帯の履歴を見ても、何の連絡も入った気配なし… この時点で「ブチ」っと切れました(^_^; ←けっこう短気 私、予定が狂うのって非常に大きなストレスになるんです。 予定が変わったら変わったでちゃんと連絡してもらわないと、 事故とかいろんな悪いことを考えちゃって、イライラしてきます。 ふだんから連れにも予定が変わったら電話するように言っていたのに。 また連絡なしっ!!! ムッとしつつ電話すると「ただいま電話に出ることができません」の自動音声。 数分おいてまたかけても、まったく同じ自動音声の繰り返し。 電話するよう伝言を残したものの、携帯の鳴る気配はない… いきなり留守電センターに行かず、コール音してたから気づいてるはずなのに!! イライラも絶頂に達し、最後通牒のメールを投げ、電源を切りました。 そのとき、最近にしてはわりと大きな地震がありました。 しばらくじっとしてるとおさまったようなので、一安心して寝直すことに。 すると、自宅の電話が鳴りました。たぶん連れだと思ったけど、無視(^_^; きっと携帯に伝言残したんだろうと思って、電源を入れて確認すると 「いま地震あったけど大丈夫? 心配だから連絡ください」とのこと。 心配してくれてるんだ~とホロっときたものの、イライラが残ってたので 「たまには死ぬほど心配しろ~」と無視を決め込みました…悪妻ですか(^_^? でも、寝ようと思っても、いろいろ気になってなかなか寝付けません。 こういうときなんです。逃避なのか、ホームシックなのか、 「関西に帰りたい」「関西で暮らせたらよかったのに」って思えてくるのは… 関西にいたころは、一人であちこち出歩くのが大好きだったし、 友達や先輩・後輩ともそれなりに遊びにいったりしていました。 連れと多少なんかあっても、軽く受け流して、気分転換できたはずなんです。 でも、こちらでは一人で出歩いてもストレスが溜まるだけだし、 いつでも気軽に呼び出せるような友人もまだいません。 つい「連れと二人」になっちゃうので、ものすごく閉塞的です。 連れとの間のちょっとしたことが、とても大きな問題に感じられるのです。 気まずいことが起こるととたんに気持ちが袋小路にはまってしまうのです。 自分のためにも、相手のためにも、こんな関係はよくないので、 連れと無関係のところに自分の世界を持たなくちゃと思ってバイトをしてみたり、 習い事をしてみたり、心がけてはいるのですが、なかなかうまくいかず、 「関西だったら、一人で出歩いて息抜きできるのに」とか、 「気軽に呼び出せる友達もいるのに」とか、思ってしまいます… 思ったところで関西に帰れるわけでもないし、それに戻ったとしても 昔馴染みの店や店員さんもいなさそうだし、逃避なんですよね(^_^; 自分でも、昔を懐かしんでるだけじゃいけないと思うものの、 こういう気分になると一人では立ち直れないので、音楽を聴いたり、 本を読んだり、DVDを観たりして、気分転換をするようにしています。 昨日選んだのは『生活はアート』(パトリス・ジュリアン著)でした。 この本は、啓蒙書とかではなく、自由な言葉で書かれたエッセイです。 フランスから日本にやってきた著者が、異文化の周囲にもまれながらも 自分らしく、生活を、人生を、楽しんでいる様子が描かれていて、 読んでいるとワクワクしてきて、とても元気を分けてもらえるんです(^_^) この著者は、フランス→日本というまったくの異国の地にやってきて、 それでも自分を見失うどころか、異文化すらワンダフルと楽しんでいます。 関西→関東なんて同じ国の中のこと。言葉に不自由せず、気持ちを伝えられる。 なにちっちゃいことで悩んでるんだ、悩むくらいなら行動しようと思えてくるのです。 案の定、昨日もこの本を読んでいたらイライラもホームシックもおさまりました。 そしてようやく、自分のとった行動を後悔できるようになりました。 結果的に今回の地震で私も連れも無事でしたが、人生何が起こるかわかりません。 事故や無差別殺人、いつ何に巻き込まれ、もう二度と会えないかもしれないのに、 あんな電話やメールで終わっちゃいけないだろう、電話しなくちゃ、と。 大げさと思われるかもしれませんが、日ごろから、知人に対しては、 いつこれが最期になってもいいように、気分よく別れるよう心がけています。 もしもめたまま別れてそれが最期になったら、仲がよいほど後悔しちゃうと思うんです。 自分が後悔する羽目になるのは仕方ないけど、相手に背負わせたくないですから… 結局、そう考えてるうちに眠くなって、電話しそびれました(^_^; 連れが帰ってから、電話のできなかった事情を聞き、仲直りも完了~ 何が書きたいのかよくわからなくなってきたので、この辺でやめておきます。 根本的に「こっちに馴染めない」のが解決してないし、また悩む日がきそうですが、 たまには悩むのもいいかと思いつつ、こちらに馴染む努力もつづけていきます…
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