カテゴリ:音楽・映画・テレビ・本
東京都内の危険度ランキング、ワースト5を公開!! 参考資料は東京都都市計画局「地震に関する地域危険度測定調査報告書」。建物倒壊危険度、火災危険度、避難危険度の3つと、それらすべてを踏まえた総合危険度を測定調査。それぞれの危険度が、町丁名単位で1~5037位までランキングされている。 建物倒壊危険度 建物と地盤の2つの危険性を合わせて評価。 危険地域は西部・都心は少なく、足立・墨田など東部の下町に集中。 ワースト1~5位は、墨田区京島2丁目、墨田区東駒形2丁目、文京区根津2丁目、 台東区浅草5丁目、足立区千住龍田町。墨田区京島2丁目は古くて倒れやすい 建物が多く、地質は土砂2:水1で地盤が弱い。同じような地域は要注意!! 【どんな地盤が危険か?】 水を多く含む地盤は弱い。 地盤の強さによって、同じ地震でも、震度1~2くらいの差が出る。 《液状化現象の危険性》 水分を多く含む地盤の地域では、液状化現象が起こる可能性が高い。 液状化現象とは、水分を多く含んだ砂の層が振動によって水と砂に分離し、 上昇した泥水が噴き出す現象。倒壊しなくても泥水に沈んでしまいます… 【どんな建物が危険か?】 古い建物、倒れやすい建物が危険。 古い建物の危険性:阪神淡路大震災では1981年以前の木造家屋に被害が大きかった。 倒れやすい建物:壁の量とバランスが重要。柱だけだと横揺れに弱い。 《家の耐震診断法1:壁の量を診断する(一軒家・マンション共通)》 マッチ棒で家の間取り(上から見た図)を作る 窓・扉・襖など開口部のマッチを取り除く (小窓がある壁、半間ない壁も強度が弱いので取り除く) 残ったマッチが全体の6割以下なら危険 《家の耐震診断法2-1:バランスを診断する(一軒家の場合)》 上の平面図を4等分して、壁の数が少ない部分があるとバランスが悪い。 《家の耐震診断法2-2:バランスを診断する(マンションの場合)》 危険度高 L字型>コの字型>T字型>ロの字型>長方形 危険度低 《町歩きで地盤チェック》水分量が多い弱い地盤だと以下の現象が見られる。 電柱の傾斜。道路・壁・土台部分にひび割れ。 《道路で地盤を予想》川がないように見えても暗渠になっている可能性がある。 重量制限がある道。車が通れない遊歩道。見通しの悪いS字カーブ。 くねくねした川沿いに家が建つ→川を暗渠にして道路にするとS字カーブになる。 《地名から地盤を予想》湿地・沼沢地を現す地名はかつてそういう環境だった証拠。 さんずいのつく地名:渋谷、浜松町、下北沢、汐留など。 水辺を連想する地名:飯田橋、蒲田、平和島など。 低地を意味する地名:赤坂、乃木坂、荻窪、市ヶ谷など。 安心なのは、大地や高地を意味する地名:自由が丘、尾山台、平和台など。 火災危険度 出火・延焼・焼失の危険性を合わせて評価。 危険地域は、環状6号と環状7号に挟まれた地域にとくに集中。 ワースト1~5位は、品川区豊町5丁目、新宿区馬場下町、文京区千駄木1丁目、 荒川区荒川6丁目、新宿区榎町。品川区豊町5丁目は燃えやすい木造家屋が密集。 道路が狭く入り組んでいて消防車の移動が困難。火気使用率の高い飲食店が多い。 同じような地域は要注意!! 《火災旋風の危険性》 炎がそのエリア一体の酸素を使い尽くしたときに発生する炎の竜巻。 やがて周辺の酸素を取り込みはじめるため、気流が発生し、竜巻に。 火の粉を撒き散らしながら移動し、風向きと無関係にキロ単位で 動き回るので予測不能。火災危険地域でなくても周辺地域は危険!! 避難危険度 避難場所まで安全に避難できるか、距離・時間・障害物の多さから評価。 ワースト1~5位は、港区西新橋1丁目、新宿区神楽坂1丁目、品川区中延2丁目、 港区虎ノ門1丁目、大田区北馬込1丁目。路駐が多い。歩行者も多く車も密集。 同じような地域は要注意!! 総合危険度 ワースト1~10位は、足立区千住仲町、品川区二葉3丁目、品川区旗の台4丁目、 新宿区神楽坂4丁目、目黒区原町1丁目、品川区中延5丁目、品川区二葉4丁目、 台東区日本堤2丁目、台東区千束2丁目、台東区竜泉3丁目。 3つ目の日記「避難生活では、新潟とは比較にならない大混乱が!?」につづく。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Mar 26, 2005 10:15:59 PM
コメント(0) | コメントを書く
[音楽・映画・テレビ・本] カテゴリの最新記事
|
|