|
カテゴリ:時事
気の毒な事件が続いている。
まず妊婦死亡事件概要。 奈良県の妊婦が出産時危険な状態になった。危険という医師の判断の遅れと、搬送する病院を何十件探しても断られ、結果ものすごく遠い病院で帝王切開を受けたことによって、妊婦さんは死亡した。 もっと早く処置していれば助かったかもしれない。 それから中学生いじめ自殺。 教師の対応のまずさと、学校が責任を認めない姿勢に批判が集中している。 この2つの事件の共通点は、病院や学校が責任を認めたくないという点だ。 でも、病院や学校をこのような場にしてしまったのは、私たちの何でも病院や学校に責任を押し付けてきたあり方にもあるのではないだろうか。 病院は、重症な妊婦は何かあったら訴訟になる確率が高くなるので、引取りをいやがる。 そもそも出産は危険なものだった。今はほとんど死亡する妊婦がいなくなったが、昔は死亡率が高かった。どうしようもないこともある。どうしようもないときは医者を責められない。 学校は、非があれば学校全体をマスコミにぼろぼろにたたかれる、またたとえ子供自身の問題であっても教師の責任となる。だから知らなかったと言ったほうが、教師の責任が問われない。 今後も教職の免許更新制とか評定が厳しくなっていくだろうが、すべて教師に責任を負わせるのはどうだろうか。親や子供にだって問題が多い。 そんなわけで、責任を持たせる事にバランスが崩れると、おかしなことになるのではないか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[時事] カテゴリの最新記事
|