「失はれる物語」 乙 一
ずっと読みたかった本を図書館で発見。ですが、「水ぬれあり」とのシールがはってありちょっとがっかり。でも読めるので・・・図書館の本で時々、落書きがあったり、鉛筆で線が引いてあったり汚れていたりすると、なんだかな~って・・・間違えて汚してしまうこともあるだろうから、その辺はと思えるけど子供が描いたとみられる落書きもしょうがないかも?と思うけど鉛筆なんかで線を引いてあるのは、やめてくださいって思う。さてさて、この本。短編集です。中でも印象に残ってるのは、表題作の「失はれる物語」交通事故によって見ること、聞くこと、話すこと感覚を失ってしまう。右腕の少しの部分だけが感覚がある。そして一本の指先だけ動かせる。そんな主人公の見せた優しさ・・・せつないです。もしも私が、主人公だったらどうするんだろう?