ボウルビィのアタッチメント(愛着)について
うまく適応している人間は、一方では自主性と自己信頼、他方では援助の要求とその利用、のバランスを円滑に保っている。 安定した家族基盤があり、そこから最初は子ども、ついで青年、最後に年若い成人が一連の永遠に続く旅路へと出発するのです。明らかにそれらの家族では自律が奨励されますが、強制はされません。 自己信頼と他者に頼る能力は、子どもの人間的向上心、責任感、周囲の世界に対処する能力を尊重するとともに子どもに強く支援を与える家族の中で育つと発達するようです。強力な家族の支持は、子どもの自己信頼を損なうどころか、勇気づけることができます。 ―ボウルビィ 母子関係入門 星和書店引用 家族、取り分け、母親からのアタッチメント(愛着)は、人間の発達に、大事だとボウルビィは考えました。若者が社会へ適応していくための基盤にもなります。