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親父が入院した。
約2ヶ月あまり、原因、病名がはっきりしないまま週1回、痛み止めの薬をもらい、当てどない検査をくり返し…。 本人はもちろん、私たち家族もやきもきする日々が続いたけれど、病院を替え、おまけに県内のがんセンターまで足を伸ばし、ようやく県立総合病院にドッグ入りした親父の体。 依然として病名は不明、どうやら腫瘍らしいが、しかし結核菌の存在も完全には否定できないという、なんとも“やきもき”は変わらないものの、こうなりゃ徹底的に検査して、はっきり原因を突き止めてほしいもんだ。 もしかするとその原因によって再び病院が替わる可能性もある。がしかし、とにかく治すための努力を続けていかにゃ。どれほどのこともできない私だが、それでもできる限りの力にはなりたいと思う。 ところで、入院した病院というのが盟友チャフィーさんのお店のすぐ近く。 帰りがけ、お袋と妹と私とで何か食べて帰ろうということになり、久しぶりに「橋亭」の暖簾をくぐった。 いや、何が驚いたって、それまでの介護疲れ気疲れもハンパじゃなかったと思っていたお袋が、「美味い美味い」とかなりの量を食べたってこと。家でもあまり食が進まず、その日のお昼も一杯の蕎麦を半分近く残してしまったくらい(これにはもうひとつ理由もあるんだが…あえて書くまい)だったのに、いや~食べたねこのときは。 もちろん、、当然、オブコース、私も妹も食べたたべた。実に美味かった。というか、心身ともに疲れ果ててたくせにきっちり料理を堪能した。うん、ホントに美味かったのだ。 おかげでその後家に帰る車の中では、三人ともこの日一番明るいテンションでいられた。お袋など、目に見えて足取り軽くなってたもんなぁ。 やはり食というもの、生きる上での基本だね。美味しいものの存在、それを美味しいと感じられる感情。これらによってどれほど心と体に活力気力がよみがえることかと改めて実感した次第。食の力って偉大だね。 心残りだったのが、自分たちだけで美味しい思いをして親父に悪いなぁってことと、久しぶりの再会でもっとチャフィーさんと話がしたかったこと。 まぁ前者は病気が完治したら快気祝いを開こう、後者についてはこの日が最後って訳じゃ無し、今度またゆっくりとお店で…ってね。 (ちょっと私信:あのもらったCD、これも実にパワーみなぎる選曲だったね!) いずれにしても、その時の会話、そして料理に元気をもらえたのがうれしかったのだ。サンクス!チャフィーさん。また活力取り戻しに、お店に行くね! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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