764363 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

きまぐれMAT

きまぐれMAT

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Category

Archives

2024.07
2024.06
2024.05
2024.04
2024.03

Profile

ヤエモンジ

ヤエモンジ

Favorite Blog

いないいないばあっ… New! m.i.vectorさん

「乾坤一擲」 橋 亭 … チャフィーさん
日曜日はストレンジ… 土津井 太郎さん
屋根の上のミュージ… pinkapple0902さん
しっぽナのゆるい日記 しっぽナさん

Comments

ラリホーJ@ Re:「戦い終わって」 列伝62(12/08) 懐かしいですね、昭和40年代のアニソン…
みぽりん@ Re:「GoGoトリトン」 ~イルカに乗った少年よ何処へ~列伝105(06/19) 私も、この曲は今でも大好きな曲で この曲…
みぽん@ Re:「戦い終わって」 列伝62(12/08) 私は現在25歳の女性です! この曲を初めて…
ポークパイ@ Re:への字型のイカス武器?(05/01) はじめまして。「ブーメラン・ストリート…
あかさ@ Re:「ウルトラマンタロウ」 ~この躍動感がタロウらしさ~列伝111(07/02) CMに入る前のアイキャッチ?の、タロウの…

Freepage List

2006.05.02
XML
カテゴリ:etc
たまには、ブログらしいことを。

夕べ、2週間早い母の日の花を届けに、実家へ行った。
そこで、父に進められて「大石」という焼酎を飲んだら、実に美味かった。40度のやつ、25度のやつ、両方とも。
下戸ではないがたいして酒も飲めない(弱い)私がうまい!と思うくらいだから、まぁめずらしい。
ロックで2杯、3杯。父と酌み交わしながら、な~んか飲めたなぁ。いつもならひと口飲んで、あとは飯をかっ食らうのに、昨日はな~んか食い気より飲み気。気がつきゃ妻や母が心配するほど顔が真っ赤になっていた(らしい)。

機嫌がいいとき、父は饒舌になる。特に酒が入っていればなおさら。
夕べはそれがハイパーモード。よくしゃべった。堰を切ったように。なんか、うれしかった。
「この酒(「大石」)、おまえが前に来たとき飲ませたら『美味い』と言ってたから今夜も勧めたんだぞ。そうでなきゃ出さない」
とうちゃんごめんな。前回も美味いと思ったのは間違いないけれど、それがこの焼酎だったとは、言われるまで気がつかなかった。
でもうれしかったよ。そうして前のことを覚えててくれて、今またニコニコしながらグラスに注いでくれるんだもんな。
酒が美味かったのは、味そのものよりも、そんなとうちゃんの顔を見られたからかもしれないよ。

以前母から聞いたことだが、私が生まれたとき、父は「こいつが大きくなったら親子で酒を飲むぞ!」なんて宣言していたらしい。
ここでひと言注釈。父はいわゆる、飲んべぇではない。年中赤ら顔でいるわけじゃない、ただ酒が好きなだけだ。以上、注釈終わり。
で、夕べも母が言ってた。自分の勧めた酒を息子が美味いうまいと飲んでくれたから、父も気分が良いんだよ、って。
そうか。
だとしたら、今まで私は、親不孝者だったかもしれない。
2,3ヶ月に一度くらい、つまりたまに実家に帰ってたときに、毎回「お前も飲むか?」と父に勧められながら「今日は飲むより食べたいなぁ」と、ほとんど断ってたもんなぁ。
もちろん、父と一緒に飲むのがイヤだったわけじゃなく、ホントに食い気最優先、酒で酔っ払うよりも腹いっぱい食いたい、が、先に立ってただけである。
たまには付き合って飲んだけど、ほとんど缶ビール1本くらい…。きっと父も淋しかったに違いない。

そういえば、私が結婚する前、一人暮らしをしていたときに、一度だけ父とふたりで飲みに出たことがあった。先の、母の言葉(親子で酒を)を聞いたのがきっかけで。
そのときも、父は饒舌だった。そして、ふたりで酔っ払った。
後日、母から「あの時みたいに上機嫌な父を見たことがない」と言われ、複雑だった。
うれしいのはもちろんだけど、今までそんな機会をつくらなかった自分が、なにか情けなくなって。
で、また今度飲みに行こう、なんて言いながら、二度目の飲み会、まだやれてないんだよなぁ…。

正直言えば、酒が弱いことを引け目に感じてたところはある。
私程度の強さじゃ、とても父の酒の相手はできない。私なんかじゃ一緒に酒飲んだってつまんないんじゃないか?と。
義理の弟がまた酒好きで、正月などでふたりで一緒に飲んでる様子を見ると、うらやましさと、そんな引け目とが混濁してなんとも言えない気分になった。
ただ。強い弱いで酒飲むんじゃないよなぁ。父は、息子の私と酒を飲みたがってるんだ。最近、やっと、そう思えるようになってきた。まだ父親になってない私からすると、その気持ちって実感としてはわからないけれど、でもそうでなけりゃ、たいして飲めないことを知りながら、あんなにうれしそうに酒、勧めないもんなぁ(こう書くとなんてことない話だが、これに気付くまでに、いったい私は何年かかったんだろう?)

夕べは私も気持ちよく飲めたし、酔えた。
やっぱりそれは、父に喜んでもらえたうれしさから、だろう。
自分の歳、父の歳を考えるに、これからはもっと積極的に杯を酌み交わそう、と思う。
一度ソフトボール(野球)で父を裏切っている私が今、それでもできることだから。いや、私しかできないことだから。

みやげに「大石」を小さなビンにもらい、帰宅した。しばらくは妻とふたり、晩酌の日が続きそうだ。
これがなくなった頃、また行こう。今度はつまみでも手に持って…。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2006.05.02 14:59:02
コメント(4) | コメントを書く
[etc] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.
X