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2006.05.03
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カテゴリ:特撮
21世紀後半、というから、あと何十年後なのか。えっ、何がって?キャプテン・ウルトラ(本名:本郷武彦25歳!)が宇宙を駆け巡るのが。

考えてみればキャプテンウルトラという作品、後の特撮ドラマにけっこう影響を及ぼしてるフシがある。
空飛ぶ瓦せんべいシュピーゲル号の三機分離はウルトラホークにつながるし、ピンチの際にキャプテンを呼ぶ合図は“ウルトラサイン”。
キャプテンとキケロ星人ジョー、そしてロボットのトリオは、アクマイザー3のザビタン、イビル、ガブラの前身だし(別な見方をすれば、ジョーは滝和也、ハックは戦闘モード完備のロボコンとも言える。なんたってホンニョゴニョン=ウララァー)、特撮シーンはその後の東映ヒーロー番組で何度使い回しされたことか…。
後半2クール目の怪獣続々シリーズでは、最終回近くのエピソードでそれまでキャプテンに倒された怪獣が一挙に再登場。同時期放映されていた赤影、ジャイアントロボも同じようなストーリーの回があったけど、これってライダーにおける再生怪人のルーツ、みたいだ。いかにも東映的、豪華絢爛スター競演の宴といった様相…。

考えてみればキャプテンウルトラという作品、地球が一度として登場しない。これって、ある意味画期的だよなぁ。まぁ、スペースオペラだからなのかもしれないけど。
それにしてもあの、物語前半を盛り上げたバンデル星人…好きだった。子供の落書きのごとき単純なデザインの中に、グロさも備えてる。造形は少々しょっぱいものの、昔はあれで充分不気味だったな。このバンデル星人、「光速エスパー」のギロン星人とイメージがダブる。ま、あれより数段、出来はよかったけど。
あと、彼らバンデルくんの戦闘円盤ギンダーって、どう見てもこうもり傘だよなぁ。
後半の主題歌「宇宙マーチ」(←後編にて後で触れよう)にも歌われているように、青い宇宙(ホントに青い!)もまた、キャプテンウルトラの世界だな。

で、そのバンデル星人編が終わりジョーが自分の星に帰還すると、先に述べた怪獣続々シリーズになるんだけど、いや、ここで登場した怪獣たち、けっこうイケてる。
筆頭は、なんといっても金属人間メタリノームだ。これ、キャプテンウルトラ中、一番の傑作と思う。バルタン星人にも引けをとらぬほどすばらしいデザイン(どんな姿かは下の写真を参照してほしい)で、キャプテンといえば真っ先にこいつを思い出す人が多いんじゃないだろうか?
他にも、そのまんまやんけ!ってなネーミングの雷雨怪獣アメゴン、シャモラーにウルゴン(ウルフのゴンだ)、バクトンにゴースラー、ジャイアン(剛田○じゃないよ)に吸血怪獣キュドラー(余談だけど、子供の頃このキュドラーが出没するとのウワサが流れた家の近所の空きアパートに、友達何人かと潜入したことがあったっけ。何かの物音にびっくりしてみんなでそのアパートを飛び出たけど、今考えるにそんなおバカなウワサを流したやつぁ誰だ!?)、その目はミジンコか?のラジゴン星人なんてのもいた。
カラーリングはどいつもシンプルなヤツだったけど、円谷怪獣にはない潔さ、みたいなものがあり、インパクトは大きかった。
そういやバンデル星人編で出てきた磁石怪獣ガルバンも、傑作なデザインだったなぁ。

キャプテンウルトラ、といえば、これに触れねば片手落ちだろう。そう、テーマソング。

まず、前半の主題歌「キャプテンウルトラ」
“21世紀後半、人類はついに宇宙開拓時代を迎えたが…”と高らかにナレーションが流れると、間髪を入れずに緊張感を伴うスクランブルなイントロが響き渡る。
冨田勲の、ジャズを主題としたモダンかつスピード感あふれるメロディ&アレンジに、ボーカル・ショップと東京マイスタージンガーの男性コーラスが実にしぶい味を出しながら、かぶる。
あぁそして、そして!そんな三位一体でのすばらしいスピード感を一気にぶち壊す、上高田少年合唱団の、約一名のボーカル“そ~らゆ~けキャ~プテ~ンウル~トラ~”…お、おまえ、目立ち過ぎだっての!
ま、そんなマイナスポイント(いやいや、これはこれでキャプテンらしいゾ)を割り引いても、この曲、名曲だ。
なんたって、詞もシンプル…というか、短い。ワンコーラスがわずかふたつの文章で構成されている。
“月も火星もはるかに超えて宇宙に飛び出すシュピーゲル そら行けキャプテンウルトラ”
たったこれだけの詞を、もう胸やけするほどかっこよく聴かせてしまうのだから、スゴイよなぁ冨田勲って。
また、この歌にエレキギターとトランペットの主旋律をかぶせたメロオケが、よくBGMとして劇中キャプテンと怪獣のバトルシーンにかかったけど、まさに宇宙大活劇!といった感じで実に血がたぎるのだ!(この辺、元祖ウルトラのマン、セブンを超えてるかもしれない)

そして後半の「宇宙マーチ」
この頃の特撮番組って、実にマーチ曲が多い。が、この「宇宙マーチ」は白眉だろう。
あくまでも明るいメロディの中に、勇壮さとスケール感が同居した、奇跡のマーチ。思わず大きく腕を振って足を上げて、休まないで歩きたくなってしまう。
しかも、男性コーラスだけでボーカルを占めているのがポイント大きい。あの声張り上げぶち壊しボーイは、この歌には不要だもんな、やっぱり。
“宇宙を呼ぼう 宇宙をつかもう 宇宙のマーチを歌うんだ”この、宇宙=未来=バラ色、って感じのイメージ。ノー天気さ、さえも漂う(あくまでも平成の今の目で感じることだけど)、まったくもって元気になれる名曲だ!
この、後半のオープニングにもナレーションが入るが、前半と違って軽いタッチ。ただなぁ、やっぱりジョーが出てこないってのは、子供心に淋しかったぞ。アカネ隊員ですらナレーションで紹介されてるってのに…。

そのアカネ隊員。アンヌよりもフジ隊員よりも、好きだったなぁ。なんちゅ~か、当時にしてはアカ抜けてる(ヘアスタイルは別にして)って感じ&知的で、美人に見えたもんなぁ。城野ゆきさん、今頃なにをしてるんだろう…?

キャプテンウルトラって、ウルトラマンの後番組にして、ウルトラセブンの前番組。これ、不遇だね。タイトルに同じ“ウルトラ”って冠を頂いてるのに、今やその知名度ったら…(まるで東京、横浜と名古屋に挟まれた静岡、だな…)。
まぁ、円谷作品に比べ特撮が稚拙だとか、怪獣がフキダシ入りでしゃべるのは噴飯ものだとか、やっぱり“ウルトラ”は巨大ヒーローでないと…なんて意見もあるけど(で、それは一面では正論ではあるけれど)、でも反対に、円谷作品にはない独創性も感じるのだ。
あぁ、諸事情があったとはいえ、半年2クールで終わってしまったのが実にもったいない。

おっとそういや、彼のことを取り上げるの忘れてた。主人公、キャプテンウルトラその人である。かっこよくて強かった。以上!
…だって、他に何を語ればいいノダ?あっ、そうか!日本初、悪役顔のヒーローってか!
(でも子供の頃は好きだったけどね。ってか、今でも好きだけど…ライダーの怪人役や、水戸黄門での悪代官役が、その後の彼への評価を変えた!)

では最後に、メタリノームさんに登場していただいて、この項、終了!






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Last updated  2006.05.03 10:38:31
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